Φ(φ)は「直径」という意味でつかわれる記号であり、「ふぁい」または、「まる」と読みます。たまに「ぱい」と読む方もおられるのですが正式には間違いであり、おそらく「ふぁい」を間違って発音しているものであると考えられます。パソコンであれば「ふぁい」で変換すればこれらの記号に変換できるでしょう。

長さの前または後につけて「Φ50mm」や「50mmΦ」などで使われます(正式には数字の前につくようですが、人によって前後が分かれるため、意味が通れば特に問題ないように思われる)。例えば「Φ50mm」であれば、対象物の直径が50mmであることを示しています。

 

主に円形の製品の寸法を示す際に用いられますが、工学や建築学などの分野でも使用されることがあります。日常生活では、例えば歩行補助用の杖の先端のゴムを交換するために交換用の杖先端用ゴムを購入する際に、対応する商品を探す際に用います。

 

使い方によっては「Φ50」のように、長さの単位が示されていないこともあります。主に「mm」で考えるのが一般的なのですが、タイヤのように明らかに数十mmではないものの場合は「cm」で考えるように、ケースバイケースで考えた方が良いでしょう。

 

ちなみに「半径」を示す寸法補助記号には「R」が使われます。