市民と行政が協働で進める「まち美化プログラム」です。一定区画の公共の場所を「養子(アダプト:Adopt)」にみたてて、市民が我が子のように愛情をもって面倒をみて清掃・美化活動を行い、行政がこの活動を支援します。

 

その特徴としては、
・市民と行政が協力しあって行う活動である
・合意書を結んで場所を特定し、市民と行政の役割を明確にする
・1回きりのイベント的な清掃活動ではなく、地域に根差した継続的な清掃活動である
・サインボードを掲げ制度をアピールする

といった点が挙げられます。

 

例えば「市民はゴミ掃除を行う」「行政はゴミ掃除用の道具を貸し出し、回収されたゴミを処分する」といった役割分担が実施されます。それぞれが明確に役割分担することで活動をスムーズに行い、市民・行政それぞれの負担が最小限に抑えられるのです。

 

この活動のメリットとしては、
・街の美化が進む
・ゴミのポイ捨てが抑えられる
・地域の連携が進む
・高齢者や障害者の活躍の場が広がる
・防犯効果が高まる

といった点が挙げられます。

 

2019年3月末時点では全国で423の自治体が参加しており、活動者数は250万人にも上るとされています。現時点で実施されているアダプトプログラムについては、各自治体のホームページにおいて導入自治体や活動内容などの情報が公開されています。