TERAMOTO くらしとterakoyaコラム

社用車の洗車・掃除が事故防止につながる理由|点検項目とおすすめのルール
2023.07.14 お掃除コラム

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流行り病の影響もあり、取引先との打ち合わせや定例会議なども、オンライン上で完結させる機会も増えてきました。
とはいえ、完全に対面での打ち合わせや会議が無くなったわけではなく、時には従業員が直接取引先のもとへ赴くこともあるでしょう。

そうした時、移動の手段として社用車を活用するのであれば、清潔感にも気を配らなければいけません。
ここでは、なぜ社用車にも清潔感が求められ、定期的な洗車や掃除が必要なのか、その理由と具体的な点検項目などを紹介していきます。

社用車の洗車・清掃ルールを設けるべき理由

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社用車は移動が主な利用用途であるにもかかわらず、なぜ洗車や清掃が必要になるのか疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
まずは社用車の洗車・清掃ルールを設けるべき理由を紹介していきます。

取引先などからの印象悪化の防止

社用車を活用する場合、おおよそ仕事に関する移動が多いでしょう。
つまり、社用車を利用した際には、クライアントや下請け先といった取引先へ赴く機会が多くなります。

そのため、車体や社内に汚れが付着していると、取引先からの印象が悪くなってしまいます。
皆さんも取引先に赴いた時、机の上やトイレの清掃が行き届いていないと「普段の業務態度や成果物は大丈夫なのだろうか」と不安に感じることがあるでしょう。

机の上やトイレと同じように、取引先の目に触れる社用車は常に清潔な状態を維持する必要があるのです。

さらに、社用車に自社の名前が記されている場合、汚れた社用車のままでは通行人からの印象も悪くなります。
最悪の場合、会社のブランディングにまで悪影響を及ぼすかもしれません。

社用車を清潔な状態に保つことは、社用車を見た人からの印象悪化を避ける効果があると言えるでしょう。

運転や業務の「杜撰化」の防止

車体が汚れていたり、車内が雑然とした状態で放置されている場合、日々の運転や業務が杜撰になる恐れもあります。
汚れた部屋や余計な書類が散らばっている机の上で集中できないのと同じように、清潔感がなく、整頓されていない社用車では心理的に気が緩みやすくなります。

定期的に洗車が行われ綺麗な社用車であれば、運転手も傷や汚れをつけないよう注意が働き、運転も丁寧になるでしょう。
また、整理整頓された車内は、運転手の気を紛らわせる物がないため、運転への集中力を高め、事故を未然に防ぐことが可能です。

車内を整理する際は、助手席や後部座席といった目につく部分だけでなく、トランクルームや助手席前のグローブボックスにも注意をはらいましょう。
社用車にはその日、その業務に必要な物や書類だけを載せ、外出先でもらった書類や備品も車内に置きっぱなしにしないよう習慣づけることも重要です。

メンテナンス不良による事故・修理コスト増大の防止

社用車を清潔な状態に保つことを心がけておくと、常日頃から社用車の細かい部分にまで注意が向くようになります。

たとえ専門的な知識が無くとも、エンジン音の異常やブレーキ時の停止距離が長くなっているなどの、自動車の不備に気付けば、事故へとつながる前にメンテナンスや修理を実施することが可能です。

また、こういった自動車のメンテナンス費用は、大きな修理になるほど修理費用が高額になる傾向にあります。
メンテナンスが必要なことに早く気付き、大掛かりな修理が必要になる前に業者へ依頼すれば、維持費の節約にもつながります。

社用車の点検・洗車・清掃のルール

社用車を清潔な状態に保ちたいからと言って、各従業員ごとに洗車や掃除を任せるのは避けたほうが良いでしょう。
各自の判断で洗車や掃除を任せてしまうと、頻度や品質にばらつきが生まれてしまいます。

そのため、社用車を清潔な状態に保ちたいのであれば、会社全体で社用車の点検・洗車・清掃のルールを定めておくことがおすすめになります。

社用車の点検ルール

社用車の点検には大きく分けて車検、定期点検、日常点検の3種類に分けられます。
社用車を管理していくうえで、これら3つの点検のうち、定期点検と日常点検が重要となります。

定期点検は、車検と同じく専門知識を有した業者が実施する点検です。
車検とは違い、実施しなくとも罰則があるわけではありません。

日常点検は、車の所有者自身が行う点検になります。
簡単な知識だけでも実施できるのが特徴です。

「定期点検を必ず実施する」「日常点検でチェックする項目を明確にする」などのルールを定めておくと、社用車をより良い状態に保つことができるでしょう。

社用車の洗車ルール

社用車の洗車を行う際は、どのくらいの頻度で洗車を行うのか、誰が何を実施するのかなどをルールとして定めておきましょう。

定期的に取引先との打ち合わせがあるのであれば、その週の頭に訪問する従業員が定められたルールに則り洗車を実施するよう義務付けるのもおすすめです。
しかし、洗車を手洗いで行うのはとても時間がかかり、他の業務にも対応しなければならない従業員には負担が大きくなります。

そのため、社用車の洗車はガソリンスタンドや専門店などの業者に依頼してしまうのも良いでしょう。
業者と提携し、定期的にすべての社用車を洗車してもらうようにしておけば、常に社用車を綺麗な状態に保つことが可能です。

洗車のルールを定める際は、そもそも「従業員が実施する」のか「専門の業者に依頼する」のか、というところから考えましょう。

社用車の清掃ルール

社用車内の清掃は洗車に比べても容易に実施できます。
しかし、容易な分、気が緩みやすいポイントでもあるのです。

そのため、清掃を実施する頻度や具体的に清掃をする内容をルールとして定めておき、常に整理整頓された状態を保ちましょう。
例えば、社用車を利用した後は、必ず車内のゴミや書類を全て持ち帰る、トランクルームやグローブボックスは極力使用せず必要な荷物がある時だけ活用するなどのルールもおすすめです。

また、そこまで高い頻度でなくとも、シートや足置き場、窓、エアコンなどの内装部分にも目を向け、しっかりと清掃するよう心がけましょう。
もし対応できない場合は、社用車内の清掃も清掃員や業者などに直接依頼するのも良いでしょう。

社用車の清掃・掃除のポイント

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社用車を清潔に保つためには、適切な方法で洗車や清掃を実施する必要があります。
ではより具体的に、実施すべき清掃・掃除のポイントを紹介していきます。

車内清掃の順番を守る

車内清掃を実施する際は「ごみ捨て」→「掃除機」→「拭き掃除」の順番で掃除をするのがおすすめです。

部屋を掃除する時と同じく、使わなくなった書類や備品といった分かりやすいゴミを除去した後、掃除機で細かいホコリを取り除きます。
最後は軽く濡らした布巾で全体を拭き掃除してあげれば、清潔な車内を保てるでしょう。

また、車内の清掃を実施する時には「運転席」→「助手席」→「後部座席」→「トランクルーム」の順に行いましょう。

自動車の中はダッシュボードや座席といった誰にでも目につきやすい部位から、足置きスペースや座席の隙間など、中々目につきにくい部位まであります。
そのため、清掃する順番をあらかじめ明確にしておけば、こういった目につきにくい場所まで気を配りながら、清掃を実施できます。

拭き掃除は「上から下」が基本

また、拭き掃除を行う際には「上から下」の順に拭き取っていきましょう。

当然ながら、汚れやホコリは上から下に落ちていきます。
そのため、下の部分を掃除した後に上の部分を掃除すると、汚れやほこりが下に落ち、掃除をした場所がまた汚れてしまうのです。
これでは、せっかく拭き掃除をしたにもかかわらず、その効果は半減してしまうでしょう。

確かに他の用事があり急いでいる時や、清掃自体を手短に済ませたい時には、清掃する人それぞれがやりやすい方法で、拭き掃除を済ませてしまいがちです。
しかし、社用車を清潔な状態に保つためには、汚れやホコリの流れに沿って「上から下」の順に掃除をするよう徹底しましょう。

社用車の清掃・掃除におすすめの備品

それでは最後に、社用車の清掃・掃除を実施する際におすすめの備品を紹介していきます。
社用車の清掃業務を効果的かつ効率的に実施したいと考えている事業者の方は、これらの備品の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

仕切付きバケツII

「仕切付きバケツII」は取り外し可能なインナーバケツと仕切り板が装着されたバケツです。

拭き掃除を行う際には、「軽く濡らす用の布巾」「水気を取り除く用の布巾」「汚れを取り除く用の洗剤」など、複数の備品が必要となります。
しかし、それらをすべて把握し、社用車の掃除をする度に持ち物を確認するのは手間がかかります。

また、何か忘れものがあった時、社用車が停めてある駐車場から、これらの備品が置いてある社内まで取りに戻るのは大変非効率です。

「仕切付きバケツII」ならば、これらの備品とバケツを同時に持ち運べるため、必要な道具を確認する手間や忘れ物を取りに戻ることが無くなります。
仕切付きバケツII
※製品ページ:仕切付きバケツII エンジ

FX制菌クロス(TioTio)

「FX制菌クロス(TioTio)」は独自の抗菌防臭加工(TioTio加工)が施された清掃用布巾です。

清掃用の布巾自体は何も加工が施されていないようなタオルやクロスでも問題ありません。
しかし、これらの布巾を使用して拭き掃除を行った際、清掃後に布巾上で雑菌が繁殖し、独特な雑巾臭が発生してしまいます。

そうした雑菌が繁殖した布巾で、車内を清掃するのは衛生的とは言えません。
また、こうした雑菌を取り除こうとするならば、煮沸や漂白といった方法で雑菌を除去しなければならず手間がかかります。

「FX制菌クロス(TioTio)」ならば、布巾自体に抗菌防臭加工が施され、優れた制菌力を有しているため、雑菌が繁殖することを未然に防ぎます。
FX制菌クロス
※製品ページ:FX制菌クロス(TioTio) 青

頻度や行うことをルール化して社用車を清潔に保とう

社用車は取引先の相手のみならず、通行人やすれ違う人など多くの人の目に触れます。
そんな社用車が汚れていたり整理整頓が行き届いていなければ、社用車を見た人から悪印象を持たれてしまうでしょう。

そのため、従業員が利用する社用車は定期的な頻度で洗車や掃除を実施するのがおすすめです。
しかし、洗車や掃除を各個人の判断に任せてしまっては、清掃の品質が統一できません。

これを避けるためにも、洗車や掃除にもしっかりとルールを定めておくことが重要です。

より効果的かつ効率的な洗車・清掃を目指すのであれば、外部の業者に依頼する、適した清掃用具を導入するなどの方法も検討してみましょう。

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