TERAMOTO くらしとterakoyaコラム

トイレの清掃計画とIoTの関係性。効率化・売上アップのポイントはどこ?
2020.07.02 業界コラム

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働き方改革による業務時間短縮や少子化による人手不足に対応するため、清掃業界でも業務改善が求められています。そこで対応策として近年注目されているのがIoTです。トイレ清掃においても既にIoTの活用が始まっており、実際に様々な施設で利益をもたらしています。そこで今回はトイレ清掃におけるIoT技術の必要性を解説します。

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トイレ清掃の効率化の必要性

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トイレ清掃の効率化は「売上向上」や「人材不足の解消」に密接に関わっています。まず「売上向上」について、清掃頻度と売り上げが比例するというデータがあります。国交省が道の駅に対して行った調査では、トイレの清掃回数が3回以上の道の駅は1回以下の道の駅よりも70%も売り上げが高かったとのことです。このことからトイレが綺麗な状態を保つことの重要性がわかります。しかし、ただ単に清掃頻度を高めるだけでは「人材不足の解消」は達成できないので、より効率的に清掃する必要があります。その点、IoTを活用すれば、例えば利用者の性別や個室の位置による各個室の利用回数の違いまで詳細に把握できるので、優先的に掃除すべき場所が明確になります。最小限の労力で最大の成果を生むためにIoTは非常に有益なツールです。

トイレ清掃を進化させるIoT技術とは

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トイレは誰もが利用する身近な存在です。それゆえに利用者は綺麗な状態を求め、管理者は限られた人材でそれを実現するために苦心してきました。そしてそのような思いを叶えるために有用なのがIoTなのです。

ここではトイレ清掃にIoTを取り入れることで出来るようになることを6つ紹介します。

1.節水

トイレの個室利用時間を測定し、それに応じて自動的に水が流れる量を決められます。例えば利用時間が短いと流れる水の量も少なくなるなど、必要量の水しか使われません。実際に本システムを導入した施設の中で、50%以上の節水に成功した事例もあります。トイレ利用者が多ければ多いほど有効なシステムです。

2.適正な清掃頻度を把握

トイレの使用回数などから汚れ具合を判断できるので、清掃員は清掃が必要な部分だけにリソースを割くことができます。その結果、清掃員の業務負荷も軽減し、人材不足も補うことが可能です。

3.効率の良い備品管理

トイレットペーパーや液体せっけんなどにセンサーを取り付けることで、残量が把握できます。清掃員が毎回全ての備品のチェックする必要がなくなるので時間と労力の節約になります。

4.故障検知・予測

水回りに水漏れや詰まりを検知するセンサーを設置することで、事前に故障を検知したり、仮に故障した場合にも素早く管理者に連絡されるようになります。利用者が管理者に連絡する手間もなくなり、故障の確率も減らすことができます。

5.利用者の健康管理

排泄物のにおいから利用者の体調を判断する機能があります。利用者の健康状態を把握することで病気の早期発見が期待できます。

6.空室管理

利用者にとって便利な機能です。現在使用中のトイレ、あるいは空いているトイレが施設内のディスプレイなどに表示されます。それによって待ち時間を短縮させることができるのです。また、利用者のスマホアプリで同様の情報を検索することも可能です。サービスエリア、イベント会場、商業施設、オフィスビルなど行列ができやすい場所では特に有益な機能です。

テラモトのIoTサービスでトイレ清掃の効率化を

トイレ清掃にIoTを組み込むと、管理者・利用者の双方にメリットがあります。管理者側は利益向上と人手不足の補完が可能で、利用者側は常に綺麗なトイレを利用できます。テラモトではIoTによる作業環境の効率化に取り組んでおり、今回紹介したトイレ清掃に関してもも最新技術を導入しています。具体的にはトイレの利用状況を検知し、その情報を作業員が持っている端末に送信することが可能です。個室の長時間使用も把握できるので、仮に緊急事態が発生してもいち早く気づくことができます。また、トイレ清掃以外にもゴミ箱の堆積状況を遠隔で把握するシステムなど、様々な作業環境を効率化するサポートを行っています。詳しくは下記のURLをご参照ください。

※関連ページ:テラモトのIoTサービス総合カタログP5

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