TERAMOTO くらしとterakoyaコラム

『お家の換気』を効率よく、清潔に保つために――網戸掃除の重要性と、シンプルなお掃除習慣を生活のなかに
2021.12.04 お掃除コラム

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2020年春から始まった、新型コロナウイルスと向き合う日々―。
緊急事態宣言をはじめとして、家庭や店舗・企業、学校、公共施設などさまざまな場所で感染症対策が行われています。
withコロナと呼ばれるようになった、わたしたちの生活の変化や新しい習慣。
そのなかでも重要視されているのが『換気』の重要性です。

今から150年以上前、『換気』が重要と唱える人がいた

今から約150年以上前に、感染症対策で重要なのは『換気』だと唱える人がいました。
誰もが知っている“看護師の祖”フローレンス・ナイチンゲールです。
1857年、彼女はクリミア戦争の真っ只中の野戦病院に、従軍看護師として赴きました。
負傷兵たちが運ばれてくる病院は不衛生で、多くの兵士たちが感染症にかかり命を落としたそうです。
ナイチンゲールは病院内の衛生管理を徹底し、なかでも『換気』をとくに重要視しました。
その効果は抜群で、病院内での兵士の死亡率はいっきに下がりました。
ナイチンゲールはその経験を活かし、のちに看護学校を設立。
病院で看護を行う際に必要な知識をまとめたものとして、『看護覚え書』という著書を記します。
彼女はそのなかで、看護に必要不可欠なものとして「適切な温度と清浄な空気」をあげていました。

withコロナ時代の換気

看護師の祖が唱えた換気の重要性は、感染症対策とともに過ごす現代でも変わりません。
とくに新型コロナウイルス対策では、飛沫感染やエアロゾル感染を防ぐために、空気に流れをつくりクリーンさを保つことが重要です。
不特定多数の人が行きかうオフィスや商業・公共施設などでは、いちはやく『換気』への対策が取り入れられました。
とくにビルメンテナンスを請負う企業などでは、換気設備の清掃により力を入れています。
換気設備を清潔に保つことは、きれいな空気の循環を効率よく行うために不可欠なのです。

“家”の換気のためのメンテナンスで大事なもの

感染症対策において、もうひとつの重要な場所――それは“家”です。
リモートワークの普及などで、自宅で過ごす時間が増えた人も少なくありません。
ファミリー層が住む一軒家やマンションから、ふたり暮らし・単身者向けまで、“家”は間取りや構造、築年数によってさまざまな形があります。
“家”で行う換気でもっともシンプルなのは、やはり窓や扉を開けて空気を入れ替える方法です。
withコロナの日々のなかで、今までより窓を開けて換気する回数が多くなっている傾向にあります。
そして忘れてはいけないのは、換気に関わるものを清潔に保つこと。
“家”の換気にとってポイントとなる場所のひとつ、網戸のメンテナンスについて見直してみましょう。

見直したい、網戸の汚れとお掃除のこと。

子どものころ、学校でやっていた掃除といえば床掃除や窓の拭き掃除のイメージではないでしょうか。
実際にベランダや外部に面した窓は、黒ずみや雨等の水跡といった汚れが目立ちやすく、拭き掃除をよくする箇所です。
しかし、網戸は汚れが見えにくく、気づかない間にホコリやゴミなどがたまりがちです。
指や雑巾などで網戸に触れると、予想外に真っ黒な汚れが付着して驚いてしまうかもしれません。
網戸の汚れをそのままにしておくと、せっかく換気に気を使っていても効率が落ちたり、アレルギーや喘息などの原因になることも。
普段は見逃しがちな網戸の汚れと、お掃除のポイントをチェックしてみましょう。

網戸の汚れの正体とは?

網戸に触れたときに付着する黒くて細かな汚れ――その正体はさまざまな汚れの粒子です。
空気中の汚れの粒子がたくさん網に付着している状態なのです。
網戸の外側には、外気で運ばれてくる排気ガス、花粉、土埃、PM2.5などが汚れとしてたまりがちです。
さらに、外からやってくる汚れだけでなく、室内の汚れも空気の流れにのって網戸に付着します。
室内のホコリ、キッチンから出た油煙、タバコのヤニなども意外なほど網戸の内側に留まってしまいます。
網戸を汚れたままの状態にしておくと、空気を入れ替えるたびに汚れの粒子をためる原因になったり、室内に花粉や粉塵を招き入れる可能性が高くなります。
効率よく清潔な空気へと換気するために、網戸の汚れはためないようにしましょう。

網戸掃除のやりかた、オススメの掃除道具をチェック!

実は月に1回ほど、軽いお掃除を行うだけでも効果があります。
汚れの特徴を知っておくと、手間なく簡単に網戸掃除ができるのです。

網戸掃除のベストタイミング

網戸の汚れは細かい粉塵。
よく晴れて空気が乾燥していたり、風の強い日は粉塵が舞い上がってしまうので避けましょう。
朝・夕方など空気中の湿度が高い時間帯や、乾燥が少ない曇りの日がベストです。

網戸掃除でNGなこと
網戸掃除で絶対に避けたいのは、いきなり水拭きをすること。
汚れを含んだ粉塵は、水にぬれると固まって取れにくくなってしまいます。網戸掃除は必ず汚れを払い落すことから始めてください。

お掃除道具の選び方
月1回の網戸掃除は、乾いた状態で網目にたまったホコリや汚れを払い落す方法です。
準備しておきたい道具は3つ。
●ブラシ
毛先が柔らかくて細い、密度が高い物のほうが汚れをかきだしやすいです。
ブラシ面積が大きいもの、掃除のあとに水洗いできるものだとより掃除しやすくなります。
●ホウキとチリトリ、もしくは掃除機(ハンディタイプだとより便利です)
網戸を外さず掃除するため、室内・室外どちらでも使いやすい物がオススメです。
MMホーキセット
※商品詳細ページはこちら「MMテーブルホーキセット」
●マスク
網戸掃除で出るホコリは舞い上がりやすいので、マスクをしましょう。
目へのダメージが気になる場合は、眼鏡の用意も推奨します。

網戸掃除の手順
① 網戸は基本的に外側から掃除します。
この時、室内へホコリが入るのを防ぐため、窓は閉めた状態にしておいてください。
② ブラシを上から下へと動かし、優しくホコリ・汚れを払い落してください。ブラシを強く押し付けすぎると、網戸がたわみの原因になるので気を付けましょう。
③ 網戸の隅やサッシ部分の汚れもブラシで払い、床面に落ちたホコリ・ゴミなどを集めて捨てる。

この3ステップだけで、網戸の汚れはかなり軽減されます。
月1回の網戸掃除を習慣づけておくと、汚れが溜まらずクリーンな状態が保てます。

汚れがひどい場合や、半年に1回ほどの“念入りお掃除”のときは――
上の基本の3ステップのあと、さらに水拭きをプラスすることで汚れをしっかり落とせます。
① 幅広のスポンジ、古くなったナイロン製のボディータオル、マイクロファイバークロス等を水で濡らし、固く絞ります。水だけでもOKですが、汚れがひどい場合は中性洗剤を少しだけ足してみてください。
② 網戸の外側を、上から下へ向かって拭きます。次に内側も同じように拭いてください。
③ サッシも同じく水拭きし、黒ズミが汚れが固まっている場所は細いブラシなどでかき出しましょう。
④ 水気が残っている場合は、マイクロファイバークロスで乾拭きしてください。
タオル地など普通の雑巾を使うと、網目に繊維がつまってしまうので網戸掃除では避けてください。
マイクロファイバークロス エコノミー
※商品詳細ページはこちら「マイクロファイバークロス エコノミー」

シンプルなお手入れ方法で、定期的な掃除習慣を。

網戸掃除で覚えていてほしいことはたった1つ――まずはホコリ・汚れを払い落すこと。
このシンプルなお手入れ方法を月1回行うだけで、網戸の清潔さが保たれます。
清潔な空気は、新型コロナウイルスだけでなくあらゆる感染症対策の基本となるものです。
換気を効率よく行うために、ぜひ習慣のひとつとして取り入れてみてください。