TERAMOTO くらしとterakoyaコラム

シールやガムテープ、油汚れ、湿気のベタベタの取り方や落とし方
2022.01.19 お掃除コラム

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ふとしたときに、床や壁がベタベタ・ベトベトしていることに気づくことはないでしょうか。床や壁は油汚れやガムテープなどさまざまな原因でベタつくことがあります。
特に汚したような心当たりがなければ、なぜベタベタ・ベトベトしているのか気になる人も多いと思います。
そこで今回は床や壁がベタベタ・ベトベトになる理由や、そうならないための対策方法について解説していきます。

床や壁がベタベタ・ベトベトになる理由とは?

White note papers with curled corner and adhesive tape, ready fo

床や壁には生活していく中でさまざまなものが付着し、その「付着物」が原因でベタベタ・ベトベトしてしまうことが多いです。
その代表的な原因を以下で紹介します。

油汚れ

ベタベタする床や壁がキッチンの付近なら、料理による油汚れが原因の可能性が高いです。料理をするときに油が飛び散って床や壁に付着すると、やがて酸化してベタベタしてしまいます。
また、料理をしているときには、蒸発してしまいます。それが壁などに付着すれば、飛び散った箇所と同様にベタベタになってしまうでしょう。
床の場合には、料理の油の他に人間の皮脂や汗の影響もあります。特に夏場だと自宅にいるときには裸足で過ごしている人は多いでしょう。暑くて汗をかきやすいこともあり、床に皮脂や汗が付着することがよくあります。

シール

小さな子どもがいる家庭だと、壁にシールを貼ってしまうこともあるでしょう。いったん貼ってしまったシールはなかなか剥がれません。苦労して剥がしたとしても、貼った箇所にベタベタした跡が残ってしまいます。

ガムテープ

ガムテープもシールと同様に、いったん貼ってしまうと綺麗に剥がすのが難しくなります。誤って床や壁などに貼り付いてしまい、慌てて剥がすとベタベタが残ってしまうことが多いです。
また、ガムテープは種類によって粘着力が異なります。OPPテープという透明なテープだと粘着力が強いため、ベタベタも残りやすいです。
逆に紙でできているクラフトテープだと、あまり粘着力が強くないため、ベタベタも少ししか残りません。

湿気

梅雨時など湿度が高いときには湿気が原因で床や壁がベタベタしてしまうことも多いです。特に床や壁が汚れている状態で湿度も高くなると、汚れと水分が混じり合ってベタつきやすくなります。
また、床に塗られているワックスが古くなって劣化しているときにも、ベタついてしまうことが多いです。

床や壁のベタベタ・ベトベトの落とし方

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床や壁がベタベタ・ベトベトする状態のままにしておくのは、あまり気持ちが良いものではありません。早めにベタつきを取り除いて綺麗にしましょう。
それでは汚れの種類別に、落とし方を説明していきます。

油汚れ

油汚れが原因のベタベタは、雑巾で水拭きしただけではなかなか落ちません。そのため、まずは床用洗剤を使用して拭いてみましょう。油汚れの程度があまりひどくなければこの方法で落とせることが多いです。
もし、床用洗剤で綺麗に落とせなかったときには、食器用中性洗剤を使ってみましょう。そうするとしつこいベタベタも簡単に落とせます。
ただし、あまり多く使用すると床のワックスも一緒に剥げてしまう可能性があるため注意しましょう。2,3滴程度がちょうどいいです。
また、洗剤で床のベタベタを落とした後には、滑りやすくなります。転倒防止のため、念入りに水拭きと乾拭きをして洗剤を完全に落としておきましょう。

シール

シールのベタベタはハンドクリームやアルコールなどで落とせます。ハンドクリームを使うならシールを剥がしてベタベタしている箇所に塗ってから3分程度放置しましょう。
それから、指で全体をなぞってなじませるとベタベタとハンドクリームが混じり合います。
後はキッチンペーパーやティッシュなどで拭き取るだけです。

アルコールを使う場合には、あらかじめキッチンペーパーなどに染み込ませてから、シールを剥がした箇所に貼り付けましょう。
3分程度経過するとベタベタがアルコールと混じり合うので、そのまま拭き取るとベタベタを綺麗に落とせます。
アルコールの代わりに酢やマニキュアの除光液、香水、殺虫剤などを使用することも可能です。ただし、金属やプラスチックなどを傷めてしまう可能性があるため注意してください。
消しゴムで擦る方法でも、シールのベタベタを落とせます。壁紙にシールを貼ってしまったときなどにおすすめです。

ガムテープ

ガムテープを剥がした後のベタベタも、シールと同様にハンドクリームやアルコール、消しゴムなどで落とせます。
ただし、ガムテープを貼ってから何年も経過している場合には、粘着剤が固まっていることも多いです。
その場合は、ガムテープを剥がした箇所にドライヤーで温めてからハンドクリームやアルコールなどを使用すると落としやすくなります。

湿気

湿気が原因で床や壁がベタベタする場合には洗剤などは特に使用せず、水拭きをするだけで落とせることが多いです。
皮脂汚れが混ざっていても、2回程度水拭きすればほとんど落とせます。
洗剤なしの水拭きだけの場合、ワックスが剥がれてしまうこともありません。

床や壁のベタベタ・ベトベトの予防法

床や壁がベタベタ・ベトベトになっても取り除けますが、手間を減らすためにも普段から「汚しにくい生活」を意識しましょう。
主に次のような対策で、床や壁がベタベタ・ベトベトになってしまうのを予防できます。

油汚れ

料理による油汚れは、床にキッチンマットを敷いたり、壁に汚れ防止シートを貼ったりすることで予防できます。
キッチンマットは1週間に1回くらいの頻度で洗濯をすれば、衛生的な状態を保ちやすくなります。
汚れ防止シートは使い捨てで、汚れたら新しいものに取り替えましょう。皮脂汚れに関しては、なるべく靴下やスリッパを履くことで予防できます。

シール

小さな子どもがシールを貼ってしまうことはどうしても避けられません。「壁にシールを貼るのはだめだ」と言っても、子どもはなかなか聞き入れてくれないでしょう。
そこで、シールを貼っても良い場所と、貼ってはいけない場所をあらかじめ決めておくのがおすすめです。
ボードなどを用意して、そこにシールを貼るようにすれば、壁を汚さないで済むでしょう。

ガムテープ

ガムテープのベタベタは、基本的に貼ってから時間が経過すればするほど強くなっていきます。そのため、もし誤って壁や床などに貼ってしまったら、すぐに剥がすよう注意ましょう。
また、長期間貼っておく必要があるときには、定期的に剥がして貼り直すのがいいでしょう。そうすれば、粘着剤が固まるのを防止できます。

湿気

湿気によるベタベタを予防するには、室内に湿気が溜まらないようにするのが効果的です。
たとえば、梅雨時ならエアコンでドライ運転をするのがいいでしょう。晴れている日なら換気をするのもおすすめです。部屋の窓やドアなどを2箇所以上開け放てば、短時間でも効率良く換気できます。
また、床の掃除やワックスの塗り替えなども併せて行うといいでしょう。床にゴミやホコリが少なければ、ベタつきも抑えられます。
ワックスは古いのを剥がしてから塗り直すとかなり手間がかかるため、重ね塗りで問題ありません。
ただ、何度も重ね塗りしていると、塗ったばかりでもベタついてしまうことがあります。
その場合には、古いワックスをいったん剥がした上で、塗り直しをするのが望ましいです。

ベタベタ・ベトベトした汚れはしっかりと落としましょう

壁や床のベタベタ・ベトベトしているときには、主に油汚れやシール、ガムテープ、湿気などが原因であることが多いです。
それぞれの原因により落とし方が異なるため、まずは原因を特定した上で対処するようにしましょう。
また、ベタベタ・ベトベトを落とすのは手間がかかって大変です。
今後はなるべく粘着質な汚れを掃除しなくてもをしなくて済むように、今回紹介した予防策も実践してみましょう。

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