TERAMOTO くらしとterakoyaコラム

花粉症の経済的損失は2500億円以上!会社の生産性低下を防ぐためには「掃除」が重要
2020.04.01 お掃除コラム

花粉の飛散は季節を問わずありますが、スギ花粉やヒノキ花粉がピークとなる春先は、花粉症の症状に悩まされる人が特に多くなります。
花粉症は本人が辛いのはもちろんですが、会社の生産性低下にもつながります。
ここでは、花粉症による経済損失とオフィスでできる花粉症対策についてみていきましょう。

科学技術庁が発表!花粉症における経済損失は2500億円超

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花粉症に罹患している人は、花粉症の症状によって仕事の効率が落ちることは身をもって実感しているのではないでしょうか。
しかし、花粉症による経済への影響は多くの人が想像する以上に甚大なものとなっています。
ここでは、花粉症における経済損失を具体的にご紹介します。

花粉症患者は日本人の3分の1

花粉症を患っている人は非常に多く、春になると「今年から花粉症になった」と言う人も少なくありません。
2008年の鼻アレルギー全国疫学調査によれば、花粉症を持っている人は日本人の29.9%、すなわち約3分の1となっています。なかでもアレルゲンとなりやすいのはスギ花粉であり、2月から4月の間は花粉症の症状に悩まされる人が多くなります。
しかし、2月から4月といえば年度替わりの時期であり、多くの会社で繁忙期を迎えます。この時期に花粉症によって仕事の効率が下がるのは、会社にとっては大きな痛手となります。
花粉症も、軽度であればたまに鼻をかむ程度で済むかもしれません。
しかし、重症になると完全に鼻が詰まってしまうこともあります。当然ながら仕事への影響はそれだけ大きくなるといえるでしょう。

経済的損失は2500億円以上

2008年に科学技術庁が発表した調査結果によれば、花粉症による経済的損失は2千8百60億円にも上ると考えられています。
労働効率の低下や花粉症治療による医療費が、社会にどれだけ影響を与えているかが分かります。
さらに、これはあくまでも2008年の調査結果です。花粉を大量に飛散するようになる樹齢30年以上のスギの数が一気に増えた1970年以上、日本での花粉症患者の数は右肩上がりとなっています。
さらに地球温暖化が進んでいることもあり、花粉症患者数の増加にはさらに拍車がかかっています。
このことから、現在の花粉症による経済的損失は3億円を超えると考えるのが妥当だといえるでしょう。

会社での花粉症対策が不可欠

日本人の花粉症罹患率の高さと実際の経済的損失から、会社で花粉症対策を行うことがどれだけ大切かが分かります。
花粉症を個人の問題として片付けるのではなく、職場全体で対策意識を高めていくことが生産性の向上につながるといえるでしょう。

いますぐ実践!会社・オフィスの花粉症対策方法

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ここでは、オフィスで花粉症の対策方法をご紹介します。
花粉症ではない従業員も含めて花粉症対策に対する意識を高めていくことで、花粉症による影響を最小限に抑えることができます。
どれも簡単にできるものばかりなので、ぜひ試してみてください。

※関連記事:「花粉症の予防はまず掃除から!掃除すべき場所と掃除機の使い方とは!

オフィスに入る前に上着を脱ぐ

上着を着たままオフィス内に入ると、通勤中に付着した花粉がそのままオフィス内に拡散してしまいます。
これを防ぐためにも、オフィスに入る前に上着を脱ぐということを徹底しましょう。
また、入口付近に上着を置くための収納スペースを作っておけばさらに花粉を持ち込みにくくなります。

花粉を落とすためのコロコロやブラシを用意する

冬の間は多くの人が上着を着ていますが、暖かくなり始めると上着を着ない人が多くなります。
また、ズボンなど上着以外の部分にも花粉は付着します。だからこそ、オフィスに足を踏み入れる前に花粉をしっかり落としたいところですよね。
従業員が使いやすい場所に、常にコロコロやブラシを置いておくようにしましょう。

オフィスにマスクを常備する

最近では高性能のマスクも多く販売されており、マスクを着用するだけで95%以上の花粉をブロックできるタイプもあります。
マスクは個人で用意することもできますが、忘れてしまうこともあるかもしれません。そのようなときのために、オフィスにマスクを常備しておくと安心です。

静電気除去スプレーを使う

衣類への花粉の付着を防ぐためには、静電気除去スプレーが便利です。とくに外回りの仕事をしている従業員は、仕事中に付く花粉の量を減らすことが大切です。
従業員が気軽に手に取れる場所に静電気除去スプレーを用意し、オフィスへの花粉の持ち込みを防止しましょう。外に出る社員が多いオフィスの場合は、数本用意しておくのがおすすめです。

花粉の飛散が少ない時間帯に換気をする

オフィスの換気を怠っていると、花粉の濃度が増していきどんどん花粉症の症状が出やすくなります。
そのため、オフィスの定期的な換気は欠かせません。とはいえ、外気温が上がる11時~14時頃は花粉の飛散が多いため、窓を開放するとかえって花粉量が増えてしまう可能性があります。
花粉の飛散が少ない時間帯を選んで喚起するようにしてください。

空気清浄機を置く

オフィスがそれほど広くない場合は、空気清浄機を置くことで大きな効果が見込めます。
空気清浄機にはイオン式とフィルター式の2種類がありますが、花粉対策ならフィルター式を選ぶといいでしょう。
ほぼすべての種類の花粉を効率よく取り除くことができます。なお、空気清浄機を購入する際には動作音なども必ずチェックするようにしましょう。

カーペットの静電気対策を行う

花粉は静電気を帯びた衣類に付着しやすいですが、これはカーペットも同様です。
カーペットが静電気を帯びた状態だと、オフィス内に花粉が蓄積しやすくなってしまいます。オフィスにカーペットを敷いている場合は、専門業者に帯電を防ぐ処理を依頼するといいかもしれません。

エアシャワーやエアカーテンを導入する

やや費用はかかりますが、重症の花粉症を患っている従業員が多い場合にはエアシャワーやエアカーテンを導入するという方法もあります。
オフィスのドアや窓を開け閉めするとそのたびに花粉がオフィス内に舞い込んできますが、エアシャワーやエアカーテンがあれば空気の壁が花粉の侵入を防いでくれます。予算を組める場合には、検討してみてもいいのではないでしょうか。

デスク周りや窓周りを掃除する

一度持ち込まれてしまった花粉を取り除くためには、小まめな掃除が欠かせません。
特に人が集まるデスク周りや窓を開け閉めするために花粉が侵入する窓周りは、多くの花粉が蓄積している可能性があります。
きちんと清掃の時間を設け、丁寧に掃除を行いましょう。また、定期的なカーテンの洗濯も忘れないようにしてください。

エアコンを定期的に掃除する

エアコン内部に花粉が溜まっていると、運転するたびにオフィス内に花粉がばらまかれてしまいます。とくに古いエアコンの場合は、花粉が溜まっている可能性が大いにあります。定期的なフィルターの掃除を欠かさないようにしてください。

花粉症対策をして生産性低下を防ごう

花粉症を患っている本人がどれだけ対策を行っても、オフィスにたくさんの花粉がある状態では症状を防ぐことは難しいといえます。とくに重症の場合は、仕事にも大きな影響が出るといえるでしょう。
だからこそ、職場全体での花粉症対策が欠かせません。ここでご紹介した対策方法の中には、今日明日からすぐに実践できるものも多くあります。ぜひ参考にして、花粉症による生産性の低下を防いでください。

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