TERAMOTO くらしとterakoyaコラム

お風呂掃除って、大変! 2つの汚れの種類と場所を知って、効果的なお掃除のポイントを抑えよう
2022.03.08 お掃除コラム

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トイレ、キッチン、洗面台――水回りは汚れが溜まりやすい場所。
そんな水回りのなかでも、浴室は一番「いろいろな種類の汚れ」が溜まってしまう場所なんです。
毎日の疲れを癒してくれる場所「お風呂」は、できるだけ清潔に保ちたいところ。
汚れの正体や、毎日やっても疲れない“ちょこっと掃除習慣”のコツ、お風呂掃除に役立つヒント・やり方をチェックしてみましょう!

お風呂は汚れのデパート? 汚れの種類と性質をチェック

もやもやしている白いウロコ――せっけんカス・水垢から生まれる汚れ

お風呂の中にある鏡や蛇口に、白いウロコのような模様がつく汚れ・・・
その正体は、「水垢」と「せっけんカス」です。

お風呂に残っていた水分が蒸発するとき、水道水のなかに含まれているミネラル分だけが残ります。同じようにせっけんカスも、人の皮脂やシャンプー・ボディソープなどが水と混ざり合ってできてしまう汚れのひとつです。

「水垢」と「せっけんカス」はどちらもアルカリ性の汚れなので、酸性の洗剤を使ったお掃除が有効。そしてお風呂あがりに鏡や蛇口の水を拭き取っておくことも、ウロコ汚れを発生させない重要なポイントです。

気になる黒ズミ――床や浴槽に残ってしまう皮脂や垢

バスタブのふちや、床を見てみるとなんだか黒ずんで見える・・・
そんな場所の汚れの正体は、皮脂や垢が溜まってしまったもの。
皮脂や垢は酸性の汚れなので、アルカリ性の洗剤を使うとよく落ちます。
汚れがひどくないうちに中性洗剤とスポンジで床・浴槽を掃除しておくことで、黒ズミを発生を抑えられます。

ぬるぬるしているピンク色――簡単に落とせるうちに退治、ピンクカビ

水回りならどこでもどこでも見かける、ぬるぬるしたピンク色の汚れの正体・・・
実は菌の1種なんです。
「ロドトルラ」と呼ばれる酵母菌で、人体に悪影響を与えることはありません。
しかし繁殖力がすさまじく、繁殖条件が揃えば2~3日で大発生していまいます。
ロドトルラの繁殖条件は、水分・温度(20~30℃)・栄養分(せっけんカスなど)。
お風呂はまさにピンクカビが増えるにぴったりの場所です。
悪影響はないとはいえ、放っておくと頑固な黒カビ発生へと繋がってしまいます。
ピンクカビは酸性の汚れなので、アルカリ性の洗剤が有効ですが、落としやすい汚れなので中性洗剤で軽くこするだけでも簡単に除去できます。

頑固で厄介な黒カビ――根を張る前に倒したい、浴室掃除の重要ポイント

お風呂の汚れのなかで一番厄介なのが、黒カビです。
床や壁、浴室のドアのゴムパッキンなどに発生しやすい黒カビの正体は、「クラドスポリウム」という菌。実は、食品に発生する濃い緑色のカビと同じなのです。黒カビは大量に吸い込むと、アレルギーやぜんそくの原因になることもあります。
ピンクカビと同じく酸性の汚れになりますが、黒カビはタイルや壁などの奥深くに根を張る性質があります。表面の黒い部分だけをこすり洗いして落としても、根が残っているとまた同じ場所に発生してしまいます。

他の汚れと違い、より強力な塩素系洗剤を使って根本から除去しましょう。
そして何より黒カビを発生させないために、日々のちょこっとお掃除を習慣づけておくことも大切です。

汚れの性質はたった2つ、揃えておきたい洗剤と便利なお掃除道具

お風呂汚れの原因はたくさんありますが、性質はたった2つ――酸性とアルカリ性だけです。
それぞれ反対の性質を持つ洗剤で洗うと、効果的に落ちてくれます。
どの場所にどっちの性質の汚れがたまりやすいかを知っておくのは大切なポイント。
そして、汚れを落とすとともに、汚れをためない・発生させないお掃除方法と便利な道具をチェックしてみましょう。

洗剤

• 中性洗剤(お風呂用)
中性なので使いやすく、毎日のお掃除に欠かせない洗剤です。スプレータイプのものが多いので、浴槽や床、壁など広い面を洗う時に役立ちます。

• 重曹
アルカリ性です。酸性汚れ(ピンクカビ、黒ズミ、皮脂汚れなど)に有効。
粉末タイプを、水と混ぜて重曹水にする、ペースト状に練って使う、粉のまま汚れにかけるなど幅広い使い方ができます。

• クエン酸
その名の通り酸性です。アルカリ性汚れ(水垢、せっけんカスなど)に有効。お酢やレモン汁などにも含まれますが、匂いの残らない無臭の粉末タイプを水に溶かして使うことをオススメします。重曹の粉末にクエン酸水をかけて発泡させ、排水口などの汚れを浮かして落とす方法もあります。

• 塩素系洗剤
根を張ってしまった頑固な黒カビを落とすには、塩素系洗剤が必要です。掃除する時にはこすらずに拭きかけてキッチンペーパーなどでパックするように放置すると効果的。
刺激が強いので、換気やゴム手袋・眼鏡・マスクの着用を忘れずに!
有毒ガスが発生する場合もあるので、他の洗剤と併用しないように気を付けましょう。

お掃除道具

• スポンジ
お風呂掃除のスポンジは、面積が大き目なものがオススメ。柄(ワイパー)の先で取り外しができるタイプのものがあると、浴槽内や壁の掃除も楽です。
バススポンジ
商品ページ:バススポンジ

• マイクロファイバータオル
お掃除後の水分を拭き取るのに役立ちます。マイクロファイバータオルは吸水力が高く、速乾性なので毎日のお風呂のあとの水切りに使う時にも便利です。
マイクロファイバークロス
商品ページ:マイクロファイバークロス エコノミー

• ブラシ
排水口カバーや蛇口など、細かな場所を洗う細めのブラシ(古歯ブラシなどでも)と、しっかりこすり洗いしたい場所のための幅広ブラシがあると便利です。

• 水切りワイパー
しっかり水切りしたい時には、水切りワイパーを使いましょう。お風呂上りに鏡や壁の水分を取る習慣があると、カビ発生の予防に大変効果的です。

ここはこうしてお掃除しよう! お風呂の場所別掃除術

お風呂は使うたびに、湿気と汚れの原因が溜まってしまう場所でもあります。
でも毎日丁寧にぜんぶを掃除するのは大変。より効果的に、汚れをためず、無理のない習慣として続けられる掃除のコツをチェックしてみましょう。

すぐにお掃除するのはココ! サラッと洗いで汚れをためないように

湯舟のお湯を抜いたあとは、必ず浴槽を洗います。とくに入浴後すぐの、浴室がまだ温かい状態だと汚れがゆるんで落ちやすいタイミング。掃除の仕方はざっくりでもOKです。
①お湯シャワーで浴槽全体を濡らす。
②中性洗剤と大きめのスポンジで全体を軽くこすり洗いして、水シャワーで流す。
③排水口のほうに流れたゴミや髪の毛などを取り出して捨てる。

お風呂上りの習慣にプラスしたい“ちょこっと習慣”

お風呂上がりのタイミングで忘れずにやっておきたいのは、やっぱり水分を残さないこと。
お湯の蒸気、鏡や壁面に残っている水分をできるかぎり少なくすることが、カビ防止に役立ちます。
①冷たい水のシャワーを床面にまき、浴室内の温度を下げる。
②吸水力の高いマイクロファイバータオルを使って、鏡や壁面の水分を拭き取る。より念入りにしたい場合は水切りワイパーを使うと効果的。
③床面の水分もざっくりとマイクロファイバータオルで拭き取る。
お掃除ワイパーの先にマイクロファイバータオルを取り付けて使うと、かがむことなく楽に拭き掃除ができます。

週に1回のやりっぱなし掃除で、排水口のニオイとぬめりを予防

お風呂の汚れが集まる場所、排水口。
せっけんカス、入浴剤の残り、水垢などの汚れは、週に1回の除菌掃除をオススメします。
①使い捨てのビニール手袋・袋などを使って髪の毛やゴミなどを取り除く。
②塩素系洗剤を、排水口・カバー・ゴミ受け皿にかけて20~30分ほど放置(必ず換気扇をつけておく)
③水シャワーで、勢いよく洗剤を流し落とす。

床掃除も週に1回でOK。黒ズミがない場合は中性洗剤とブラシでこすり洗い

お風呂の床面掃除は、週に1回のこすり洗いでも汚れがたまりにくくなります。
①お湯シャワーで床面全体を濡らす。
②中性洗剤をまんべんなくスプレーして、幅広めのブラシでこすり洗いする。もし黒ズミが目立つ部分があるなら、重曹を粉のままかけてからこすります。
③水シャワーで洗剤を流します。

月に1回やっておくと、うっかりカビ繁殖に効果的

普段のお掃除ではあんまり気にしていないけれど、放置しておくと大変なことに……
そんな忘れがちなポイントは3か所――お風呂のフタ、天井、ドアです。
・お風呂のフタとドア
他の場所と違って凸凹の多い場所です。ざっくりお湯で濡らしたあと、中性洗剤と細めのブラシを使って汚れを落としましょう。
・天井
お風呂の天井は、浴室が乾燥している状態でお掃除します。お掃除ワイパーにキッチンペーパーかマイクロファイバータオルを取り付け、アルコール除菌スプレーを多めにふきつけて天井を拭き掃除します。

もしも汚れが頑固に溜まっていたら……?

浴室の壁やドアなど、気づけばうっかり黒カビが……
そんな時は塩素系洗剤でしっかり除去するしかありません。
お風呂のカビを取る方法は、今までの“いつもの”お掃除とは違います。
ポイントは「先に水気を取る」「こすらない」の2つ。
①塩素系洗剤は刺激が強いので、ゴム手袋・眼鏡・マスクを着用し、換気をしっかり行う。
②黒カビ部分の水気をしっかりと拭き取る。
③黒カビ部分に塩素系洗剤をふきつけ、上からラップを貼り付けて5~10分ほど放置。
④シャワーで洗剤を洗い流し、水気を拭き取る。

お風呂掃除は“ながら”と“放置”で汚れを溜めないのが一番のコツ

お掃除をできるだけラクに、日々の生活の負担にならないコツは、“ながら”と“放置”。
湯舟につかりながら浴槽の外側を少しだけ磨いたり、お風呂あがりに水を撒いて温度を下げるなど、ワンステップだけプラスする方法から取り入れてみてくださいね。