TERAMOTO くらしとterakoyaコラム

今年もチェックしよう、花粉対策の基本 ~くっつけない・持ち込まない、誰でもできる花粉カットのコツ~
2022.03.09 お掃除コラム

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寒い季節が過ぎて、やっと暖かな気候の日が多くなりはじめる頃――
日本の多くの人を悩ませる花粉症シーズンもやってきます。
花粉症の症状を抑えるには適切な治療や薬の使用が必要ですが、少しでも負担を少なくするためにできる対策方法をまとめてみました。

春の花粉症、いつ始まる?

毎年、春になるとやってくるイメージの強い花粉症。
日本人の花粉症の約7割の原因が、スギ花粉だといわれています。
スギは寒い冬の間は休眠状態になり、2月後半ころから気温の上昇とともに開花します。
気温や気候変化など、その年々によって時期はやや変わりますが、だいたい2月後半から5月にかけてスギ花粉の飛散量が多くなります。
近年、同じ時期に花粉を飛ばすヒノキが原因の花粉症の人も増え始めています。
花粉症は春というイメージが多いですが、ブタクサやイネ等の花粉シーズン(9~11月)にも起こる「秋の花粉症」もあります。

花粉症の症状

花粉症の主な症状はこの3つに分けられます。
• 連続して出てしまうくしゃみ
• サラッとした無色の鼻水
• 目のかゆみ
風邪との違いは、発熱・喉の痛み・セキが少ないこと。
しかしアレルギー性鼻炎の症状が重い場合は、喉がイガイガしたりセキが出る、頭痛などでボーっとした状態になる場合もあります。

この時間、こんな日は要注意! 花粉が多く飛びやすいタイミング

■花粉が飛びやすい時間帯は1日に2回。
スギ、ヒノキの花粉は早朝に飛散し始めます。
1度目のピークは、10時~14時頃。朝に飛散を始めた花粉は、郊外から風に乗って住宅地や都市部などやってきます。
午後になるといったん飛散は落ち着くものの、夕方以降に再び多くなります。
18時~20時ころ、日没を向かえて気温が低下したときに起こる空気の対流によって、地面に落ちた花粉が再び舞い上がるからです。
ちょうど学校や職場からの帰宅時間に重なる時間帯なので、マスクやメガネなどでしっかり対策して、服についた花粉を家に持ち込まないよう気を付けましょう。

■花粉が飛びやすい日は、どんな日?
スギ花粉の飛散は2月後半から3月頭から始まることが多く、飛散し始めて7~10日後から花粉量が増えていきます。そこから約4週間が花粉が多い時期となり、このような条件の揃った天気の日には特に多く飛散しやすくなるります。
• いつもより気温が高い日
• 良く晴れて、風が強い日
• 雨があがった後の晴れた日
• 空気が乾燥している日
天気予報などでこの条件が揃うと予想される日は、いつもより入念に花粉症対策が必要です。

ひと工夫で効果抜群――外出時の花粉症対策

■マスク
花粉症対策で最も効果が高いのは、やっぱりマスクを着用すること。
不織布マスクを付けているだけで、花粉を吸い込む量を約3分の1から6分の1まで減ることがわかっています。
さらに「インナーマスク」を併せて使うことで、花粉を99%カットできます。
「インナーマスク」とは、簡単に言うと不織布マスクの内側にさらにガーゼを挟むこと。
ドラッグストアで専用のものも販売されたり、手作りのガーゼマスクを使う人もいます。
ただ、毎日使う・清潔に保つには、やはり使い捨てで手軽なものがオススメです。

材料も少なく、簡単な「インナーマスク」作り方をチェックしてみましょう。

<材料>
• 10センチ四方に切ったガーゼ2枚
• 化粧用コットン

<作り方>
① コットンを筒状に丸めて、ガーゼ1枚で包む。(これがインナーマスクになります)
② もう1枚のガーゼを4つ折りにして、マスクの内側にあてる。
③ 鼻の下に、①で作ったインナーマスクをあてる。
④ ②で作ったマスクを装着する。
※息苦しいと感じたときは、化粧用コットンを半分の厚みになるよう切ります。

■メガネ
花粉対策としてもうひとつ用意しておきたいのが、メガネです。厚生労働省によるデータでは、メガネのあるなしで結膜についていた花粉量の違いが報告されています。

メガネなし……791個
通常のメガネ……460個
花粉症用メガネ……280個

近年、花粉症用のゴーグルタイプのメガネも販売されていますが、通常のメガネでも十分に効果があります。
もちろん安価な伊達メガネでもかまいません。

■服装
外出時の服装が、花粉症対策になるなんて……と思う人も多いと思います。
実は、服の素材によって花粉がくっつく量が変わるのです。
一番花粉が付着しやすいのは、ウールや毛織物といった表面がけばけばしている素材。
冬のコートやニット、カーディガンなどによく使われています。
こういった素材はできるだけ避けて、表面がツルツルしているコットンやポリエステル素材の上着を選ぶことを、花粉を家に持ち込まないためにオススメします。
さらに同じようにツルツル系素材の帽子や手袋などを一緒に使うと、より効果的です。

外から花粉を持ち込まない――お家の花粉症対策

■まずは玄関前で、花粉カット
帰宅したときに、まずは衣服についた花粉を落としましょう。
ただし、服を手にもってパンッとはらい落とすのはNG。花粉が舞い上がって家の中に飛散してしまいます。
手やブラシでそっとはらい落としましょう。玄関先に粘着シールタイプのクリーナーを置いておき、服全体についた花粉をコロコロと取り除くのも効果的。
フタつきのゴミ箱も一緒に置いておくと、花粉を持ち込まずに粘着シートをそのまま捨てられるのでオススメします。

■手洗い・うがい、洗顔でスッキリ
感染症対策として習慣づいている手洗い・うがいですが、もちろん花粉症にも効果抜群です。
手洗い・うがいで、手に付着したり喉に入ってしまった花粉をしっかり取り除きます。
さらに洗顔をすることで、マスクやメガネでも防げなかった花粉を落しましょう。
最後に一度鼻をかんでおくと、よりスッキリと花粉をカットできます。

■洗濯ものは、出来る限り室内干しで
毎日出てしまう洗濯もの、天気の良い日には外に干したいもの。
しかし花粉の侵入ルートで一番多いのが洗濯ものへの付着です。花粉は濡れている衣類にはとくに付着しやすいといった性質を持っています。
室内干しや乾燥機、お風呂を使った乾燥など、できるかぎり外に干さないようにしましょう。
どうしても外干しが必要な時は、柔軟剤を使うと花粉の付着を3分の1に抑えられると言われています。

■お掃除は「こまめ」に「そっと」を心がけて
どんなに気を付けていても、室内に入ってくる花粉を100%カットすることはできません。
家の中に入ってきた花粉の多くは、床に落ちて溜まっています。
花粉症シーズンは床掃除をいつもより少し「こまめ」にしておきたいもの。
気を付けたいのは、いきなり掃除機を使ってしまうと花粉が舞い上がって家具や衣服、カーテンなどに付着してしまうこと。
最初はそっと拭き掃除がベストです。
取り外しのできるフローリングモップで、ウェットタイプのお掃除シート・静電気でホコリを取り除くモップを使うと、かがまずラクな体勢でお掃除できるのでオススメです。
カーペットを使用している場合は、花粉が絡まりやすいので掃除機をいつもよりゆっくり念入りにかけましょう。
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花粉症シーズンの換気方法は?

感染症対策として、部屋の換気は必要不可欠です。
しかし花粉症シーズンと重なった場合、できるかぎり花粉の侵入を防ぎながら空気を入れ替える方法が必要です。

花粉を防ぎながら換気をするコツをまとめてみました。

• 換気は花粉が少ない時間帯に
花粉の飛散が少ない時間帯は、朝の10時までと午後8時以降と言われています。飛散の多い日中や夕方は避けましょう。
• 窓は全開しない
窓は10センチほど開けるだけで、十分換気ができます。
• レースカーテンを活用する
換気中の窓のレースカーテンを閉めておくだけで、室内への流入を約4分の1に減らせます。
ただし、レースカーテン自体に花粉は付着してるので定期的な洗濯と、カーテン下部の床掃除はこまめに行いましょう。