TERAMOTO くらしとterakoyaコラム

介護員の負担を軽減する備品は「マット」!?その理由とは
2019.03.04 業界コラム

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公益財団法人「介護労働安定センター」が平成29年に実施した「事業所における介護労働実態調査」によると、66.6%もの事業所が介護員の不足を感じているというデータが示されています。
さらに1年間の離職率は16.2%であり、離職者のうち勤続1年未満の人の割合は38.8%、1年以上3年未満の人の割合が26.4%と、短い期間で離職する人が多いことがわかります。
今回は、介護員の離職につながる業務上の負担とその負担を軽減する備品についてご紹介します。

介護員の負担になる2つの要素

身体的な負担が大きい

介護員の仕事には、車いすとベッド間の移乗介助、入浴介助、排せつ介助などの力仕事は避けて通れません。
介護の仕事にやりがいを感じている人であっても、腰痛の発症や体力の限界を感じて離職を余儀なくされるケースも少なくありません。
また、施設利用者に寄り添い、利用者と向き合う時間を大切にしたいと考える介護員も多くいます。
しかし、人出不足も要因となり、その他の煩雑な業務に携わる時間に追われ、介護員本来の仕事である利用者に寄り添う時間を十分に確保できないことも、介護員のストレスを増やす原因となっています。

精神的負担が大きい

介護施設の利用者は、ご自宅での生活やご家族による介護が難しいために施設の利用をされている方がほとんどです。
ご家族は、施設にお願いするからこそ自宅よりも安全に生活できるだろうと考えていらっしゃいます。
その期待に応えるべく、施設側も安全対策には万全の配慮を行い、介護員も利用者様の安全に細やかな気配りを行っているでしょう。
しかし、細心の注意を払っていたとしても、ベットから車いすへの移乗時など、利用者様の足元がふらついたり、利用者の体重を支え切れずに自分がよろめいてしまったりと、ヒヤっとした経験を持つ介護員も少なくないはずです。
こうした緊張した時間の連続が、介護員の精神的な疲労を引き起こす場合もあります。

介護員の負担軽減にマットが貢献する理由

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朝晩のマット出し入れ作業が不要

従来使われていたケガ防止の安全対策用マットは、朝晩マットの出し入れ作業が必要でした。
一つ一つの作業は簡単でも、その作業が毎日、何人もの利用者様に繰り返し行うものとなると、介護員にかかる負担は大きくなっていきます。
例えば、テラモトが製造・販売する「安心クッションマット」は、常設可能なマットです。
安心クッションマットは、マットの端が緩やかな傾斜になっているため、マットのめくれ上がりやつまずきを防止することができます。
また、離床センサーマットの上に重ねることもできるため、夜間もマットを片付ける必要はありません。

靴を履いたままマットに上がれる

これまでは、介護員はマットに上がる前に靴を脱がなければならず、利用者様の体を支えながら靴を脱ぎ履きする作業には十分な注意が必要でした
しかし、安心クッションマットは、水拭きや次亜塩素酸での消毒も可能なため、介護員が靴のままマットに上がれるようになっています。

高い衝撃吸収効果で万一の転倒に備える

これまで利用されてきたマットは、滑り止め機能はついていても十分な衝撃吸収機能は備わってないものも多くありました。
安心クッションマットは、15mmの適度な厚みと硬さで立ち上がる際のふらつきを抑えることができます。
安心クッションマットは、1mの高さから生卵を落としても割れないほどの衝撃吸収性があり、万一の転倒時にも体への衝撃を抑え、利用者様のケガを軽減させることができます。

車いすの移乗介助も安心

従来のマットは、柔らかすぎて車いすの乗り入れはできないものが多くありましたが、安心クッションマットは表面は硬く沈み込みが少ないため、車いすの乗り入れも可能です。
利用者様を安全に移乗させる介助作業もマットの上で行うことができるので、万一移乗時に事故が起きてしまったらと考える介護員の精神的ストレスも緩和することができます。

介護員の毎日の負担を軽減し、働きやすい環境に

冒頭で紹介した「介護労働安定センター」の介護労働者を対象にした調査では、86.4%の人が今の仕事、もしくは介護に関わる仕事を続けていきたいと回答しています。
たかがマットではありますが、備品を整備することで小さな変化が大きな変化につながる可能性もあります。
介護員の負担を少しでも軽減できれば、介護員の仕事に対する満足度を高められるだけでなく、利用者様の安全性も高まり、ご家族様の満足度も高めることができるのではないでしょうか。

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