TERAMOTO くらしとterakoyaコラム

超ニッチ!?駅のベンチの種類とこだわりは意外とたくさんあるんです。
2019.04.22 業界コラム

benchi_04

毎日、通勤などで駅を利用されている方でも、駅のベンチに注目をしている人はほとんどいらっしゃらないと思います。
しかし、駅のベンチにはいろいろな種類があり、こだわりがたくさん詰まっていることをご存知でしょうか。
今回は、テラモトが製造・販売している駅のベンチから、こだわりの商品をご紹介します。

【こちらの記事も読まれています】
木製ベンチに木製ゴミ箱…。なぜ日本人は木製の備品が好きなのか。
駅のゴミ箱の「デザイン」で分別促進!?調査結果とデザインの種類

意外!?ベンチの種類はこんなにある!

benchi_03

昔ながらの駅のベンチといえば、木製の4人がけの横に長いベンチ、カラフルな色合いの一人用の座席が並ぶベンチなどを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
このスタイルのベンチを設置している駅もありますが、現在は、クッション性のある素材を使ったベンチ、木の風合いを生かしたナチュラルな雰囲気のベンチ、飲み物も置けるテーブル付きのベンチ、座らずに寄りかかる姿勢で使うベンチなど、さまざまな種類のベンチがあります。

導入事例付き!駅のベンチの種類とこだわりとは

実際にテラモトのベンチをご導入いただいたお客様の例をご紹介します。

・神戸新交通(特注クッション付きベンチ)

背もたれ部分と座面にクッションを付けた特注のベンチを駅ホームに設置しています。
体重をかけると適度にしなる背面、体を包み込むようなクッションが良いと高評価を頂いています。
海沿いの駅が多いため、素材にもこだわり、潮風や雨などに強い素材を採用しています。

・江ノ島電鉄 藤沢駅(特注色カムニスベンチ)

benchi_02

ナチュラルな風合いでありながら耐久性も高く、背もたれも座面も体にフィットする成型合板を利用したベンチを設置しています。
オリジナルのカラーに変更し、多くの観光客が利用する江ノ島電鉄の雰囲気によりマッチしたベンチとなっています。

・つくばエクスプレス 研究学園駅(省スペースベンチ)

ホームがそれほど広くないため、スリムな形ながら座り心地も、周りを通る方にも快適なベンチを開発しました。
無駄を省き、シンプルですっきりとしたデザインです。
そしてクッションが付いていることにより、座り心地が良いベンチに仕上がっています。

実例で学ぶ!ベンチを設置するときに必要なこととは

benchi_01

何気なく置いてある駅のベンチですが、次の電車を待つときや歩き疲れて少し足を休ませたいときなど、利用者が快適に駅を利用するためにはなくてはならない存在です。
しかし狭い場所では、ベンチを置いたことによって通路を狭め、利用者の通行を妨げる可能性もあります。
そんな悩みを解決するために生まれたのが、つくばエクスプレスの学園都市駅にも導入された「省スペースベンチ」です。
省スペースベンチとは、テラモトがおすすめする最新型のベンチで、ベンチとしての快適性と通行する人の快適性の両方を熟慮し、考え出された商品です。
快適性のある設計は当たり前。
そのうえで、座った人が前方に足を投げ出しても通行の妨げにならないような配慮も必要です。
そのための最適な座面の高さと座面の奥行きの黄金比を導こうと、社内で何度も実験と試作を繰り返しました。
身長140センチから180センチまでのさまざまな体型、20代から50代までの幅広い年齢層の社員に協力を仰ぎ、座り心地、座ったときの足の位置、隣の人との距離感などを細かにヒアリングしながら、試行錯誤のうえ、完成させたテラモトの自信作です。

駅のベンチに込められたこだわり

駅のベンチに注目してみると、鉄道会社や駅によってさまざまな種類のベンチがあることに気が付かれると思います。
色やデザインはもちろん、座り心地や座面の高さ、隣の人との距離感もベンチによって異なっているはずです。
次回駅を利用されるときは、ぜひベンチに座って鉄道会社と我々製作側の熱いこだわりを感じてみてください。

本サイトではより良いサービス提供のために、Cookie情報を通してお客様の利用状況データを収集しています。同意される方は「同意する」ボタンを押してください。 同意しない方はリンク先よりオプトアウト設定をお願い致します。 収集した個人情報の取扱いについてはプライバシーポリシーよりご確認下さい。