TERAMOTO くらしとterakoyaコラム

喫煙所・喫煙スペースの臭い対策!最新の脱臭機・灰皿の機能
2021.01.27 業界コラム

喫煙所でタバコを吸っている男性

喫煙所の周辺備品が進化を続けています。かつての喫煙所は換気機能に乏しく、近くを通るだけで嫌な臭いがしたものですが、この問題を解決する製品が続々と開発されているのです。しかし、臭いなどの諸問題にどのような製品が効果的なのか、具体的にイメージできない方もいるかと思われます。そこで本記事では、分煙コンサルタントも受け持つ弊社が「脱臭機」と「灰皿」に焦点を絞り、それらの種類、機能などを簡潔に紹介します。

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喫煙所・喫煙スペースを快適にする備品や機能

喫煙所を快適にするには「分煙環境の整備」が大切です。これによって煙の流れがコントロールされ、非喫煙者の受動喫煙は減り、喫煙者も不快な残り香に悩まされることはなくなるからです。具体的に必要な備品について、JT(日本たばこ産業株式会社)のHPでは以下のような分煙アイテムが紹介されています。

・分煙機器
・脱臭機
・換気扇
・パーティション
・床材
・サイン、ポール
・消臭剤、芳香剤

どれも重要なアイテムですが、「臭い・煙の漏れ」「壁に臭いが染みつく」といった喫煙所で生じやすいトラブルを効果的、かつ、根本的に解決するアイテムが「脱臭機」です。排気風量が十分に得られない場合に重宝するので、非常に便利です。また、ポイ捨て問題を解決する「灰皿」についても以下で詳しく解説します。

喫煙所・喫煙スペースに必須の脱臭機

脱臭機の役割はたばこの臭いを分解・除去することです。喫煙所によっては十分に屋外に排気ができない場合も考えられますが、脱臭機を使えば問題ありません。空気を無臭で綺麗な状態に戻し、そのまま屋内へ排出することも可能なのです。ここでは弊社ブランドの「プラズマダッシュシリーズ」と「スモークダッシュシリーズ」の特長を紹介します。
※ここで説明するのはあくまで各シリーズの概要です。サイズ、値段、細かな機能などは商品ごとに異なるので、個別の特長を知りたい場合にはカタログをご覧になるか、弊社にお問い合わせください。

※お問い合わせはこちら

プラズマダッシュシリーズ

プラズマダッシュシリーズの画像

プラズマの力でたばこの臭いを分解する脱臭機です。脱臭機に含まれるプラズマ発生装置の中で電子が高速で運動し、これがたばこの煙の中の臭い成分に衝突することで、臭いがなくなります。また、部屋の大きさやご利用人数に応じた製品をご用意しておりますので、ご興味あれば弊社カタログをご覧ください。

■機能と特長

1.優れた空気清浄機能
ワンパス(本体を室内の空気が1回通過すること)で臭気濃度が95%低下するのが大きなメリットです。その秘密は念入りな脱臭システムにあります。具体的にはフィルター、プラズマ発生装置、触媒の3要素によって徹底的な脱臭が可能になるのです。まず、フィルターがたばこ煙中の粒子状物質(タールやニコチンなど)を95%以上除去します。次にプラズマ発生装置内で電子と臭い成分がぶつかり、臭いの素が分解されます。最後に触媒が臭い成分を吸着することで、酸化分解を促し、綺麗で臭わない空気が排出されます。

2.節電可能な省エネ設計
人感センサーがついており、人が近づくと自動的に作動します。喫煙者の不在時は作動しないので余計な電力は使いません。

スモークダッシュシリーズ

モークダッシュシリーズの画像

本シリーズのキャッチコピーは「気配り機能満載の集塵・脱臭機」です。その名の通り強力な捕煙力を有するので、喫煙者は綺麗で快適な空間で喫煙可能になり、非喫煙者の受動喫煙の減少にも繋がります。また、キャスター付きで重量も60~70㎏ほどなので移動にも便利です。

■機能と特長

1.強力な吸引力
スモークナビとパワフルマウスが捕煙力の要です。スモークナビとは本体の上部についているパーツを指し、これがカーテン状の空気の流れを作り出し、周りの空気を巻き込みます。さらにパワフルマウスと呼ばれる吸煙口が対面者の吐き出す煙などを吸引します。捕煙半径は70~80㎝ほどです。
※本シリーズのフラットタイプには上述したスモークナビがついていませんが、基本的な捕煙機能は抑えています。

2.高い集塵能力をもつHEPAフィルター
パワフルマウスの下についているフィルターを「HEPAフィルター」と言います。HEPAフィルターは標準運転時で99.97%の高集塵能力を持っており、煙の粒子や塵だけでなく、花粉まで捕らえることが可能です。

3.25分でたばこ臭を99%除去
一過性脱臭率(脱臭シート、プラズマ、特殊活性炭から成る脱臭ユニットを一度通過したときの脱臭効果)が70%まで向上しており、従来の喫煙対策機の問題点を払拭しています。また25分間の継続運転によって室内のたばこ臭は99%除去されます。

4.お客様自身で簡単にメンテナンス
メンテナンス作業は簡単なので、お客様自身で行えます。集塵部分、脱臭部分はともにフィルターなので、フィルターを取り換えるだけで完了します。ちなみに1日に200本の喫煙があった場合のフィルター交換の目安は以下の通りです。
・集塵用HEPAフィルター…約6か月
・脱臭用特殊活性炭フィルター…約1年
ここから年間のメンテナンス費用を算出すると29,600円になるので、経済的です。また、本体にはフィルターチェックランプがついていますので交換の目安にしてください。

灰皿の機能も充実

ガラス製の灰皿のふちの窪み部分にタバコが置かれている画像

一言に灰皿といっても屋外用、屋内用、形状の違い、大きさなど様々な特徴を持った商品が存在します。また、タイプとしては2種類に大別され、灰皿部分と台座が1本のポールで繋がっている「スタンドタイプ」、上部が灰皿で胴の部分がゴミ箱になっている「ゴミ箱兼用タイプ」などがあります。その他、卓上タイプなどもありますが、弊社では様々なタイプの灰皿を網羅して販売していますので、一部の商品の概要とその機能および特長を紹介します。

屋外スタンド

屋外スタンドタイプにはD型とK型があります。まずD型は重量が約8.3キロで、ある程度の重さがあり、安定感があるのが特徴です。また、容量は6リットルの大容量タイプです。一方、K型は重量が約1㎏と非常に軽く、移動しやすいのがメリットですが容量は3リットル程度です。

屋外スタンドD型

屋外スタンドD型の商品画像

屋外スタンドK型

屋外スタンドK型の商品画像

グランドコーナー木調灰皿

グランドコーナー木調灰皿の商品画像

天然木製のスタンドタイプの灰皿です。脚がついていて重量も約6.6キロなので、安定感があるのが特徴です。胴部分の木材に表面仕上げの塗装がされていますが、経年劣化で木肌が現れることがあります。その際はサンドペーパーで表面を仕上げてから塗料を塗れば永くご使用いただけます。

現場用吸い殻入れ

現場用吸い殻入れの商品画像

缶状の灰皿で、大容量で使いやすいのが特長です。吸い殻だけしか捨てられないように専用の蓋がついています。また、オプションで飲み物やたばこの箱をおけるテーブル(吸い殻入れⅡ用ワイヤーテーブル)を取り付けることも可能です。また、専用のスタンドを取り付ければスタンドタイプの吸い殻入れとして活用可能です。

卓上灰皿

卓上灰皿の商品画像

狭い喫煙スペースでも場所をほとんどとらないのが最大の利点です。基本的にはステンレス製で外見も似たものが多いですが、積み重ねが可能なもの、ゴム枠がついているもの、蓋がついているもの等に分かれています。

屋内用灰皿

屋内用の灰皿にも複数の種類があります。「丸形灰皿GPXシリーズ」や「プロタワー」という商品はともにタワー型の灰皿で、シンプルでどこでも使いやすいのが強みです。他にも「消煙灰皿」は火が付いた状態のたばこを入れても内部で消化されやすい構造になっています。

丸型灰皿GPX-51B

丸型灰皿GPX-51Bの商品画像

プロタワー

プロタワーの商品画像

消煙灰皿

消煙灰皿の商品画像

屑入付灰皿

屑入付灰皿の商品画像

屑入と灰皿が一体になったタイプで、弊社では「プロコスモスシリーズ」が該当します。1台のスペースで屑入・灰皿の機能を兼ねるので狭い場所でも使いやすいのがメリットです。さらにプロコスモスLにいたっては市販の45リットルポリ袋が使用できるので、ゴミの回収の頻度を下げることができて便利です。

喫煙所の設備の違いに注目してみよう

喫煙所の臭い対策や衛生管理には最新の周辺備品を使用するのが有力な選択肢です。特に近年は健康増進法の改正に伴い、受動喫煙への対策が急務とされているので、「分煙」に役立つ備品は揃えておくのが良いでしょう。

また代表的な商品としては脱臭機と灰皿が挙げられるので、屋外、屋内、喫煙所のサイズなどに応じて商品選びをしてみてください。脱臭機については初期費用がかかりますが、壁の張り替えや清掃の手間は減るので、喫煙所の規模などに応じて購入の是非を検討するのがおすすめです。

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