忘れてはいけない業務用サニタリーボックスの設置
多様性の時代に求められる5つの役割と選び方
2023.04.12
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多様性への配慮が求められる現代において、トイレ環境については、管理者側の特別な配慮が求められます。そんな中、業務用サニタリーボックスは、トイレの衛生面の向上や臭い対策などに繋がる重要なアイテムです。
本記事では、業務用サニタリーボックスの必要性から5つの重要な役割、失敗しない選び方のポイント、さらにはテラモトのおすすめ商品まで、施設担当者が知っておくべき情報を一挙にお伝えします。施設のイメージを向上させたい方も、ぜひ参考にしてみてください。
業務用サニタリーボックスが快適な環境を作る
業務用サニタリーボックスは、快適なサニタリーの実現に不可欠なアイテムです。そもそもサニタリーとは、不特定多数が利用する施設の「トイレ周辺」を指します。行き届いた清掃や十分な個室数はもちろん、サニタリーボックスをはじめとする設備もまた、サニタリー利用者の快適性に大きく関わってくるのです。
業務用サニタリーボックスが必要とされる理由
サニタリーボックスと聞くと、女性が生理用品を捨てる場所を連想するかもしれません。しかし、実は高齢の方のおむつや尿漏れパッドを捨てるのにも必要です。また、膀胱がんや前立腺がんなどで排尿障害がある人にとっても、業務用サニタリーボックスの有無は大事なチェックポイントとなります。また、トランスジェンダーの方にとっても、トイレにサニタリーボックスがあると有難いでしょう。
業務用サニタリーボックスの5つの役割
業務用サニタリーボックスの設置は、施設の衛生環境だけでなく、利用者の快適性、さらには施設イメージの向上にもつながります。
ここからは、業務用サニタリーボックスが持つ5つの重要な役割について解説します。
1.衛生面が向上する
業務用サニタリーボックスは、トイレ空間の衛生環境を改善する上で不可欠な存在です。使用済みの生理用品やおむつ、尿取りパッドなどは、菌の増殖源になりやすく、適切な処理が欠かせません。特に消毒・抗菌などの機能付きや、フタが自動開閉するセンサー付きの業務用サニタリーボックスを設置することで、衛生状態を保つだけでなく、感染リスクにも配慮できます。
2.臭いの軽減につながる
業務用サニタリーボックスは、トイレ空間の臭い対策としても有効です。消臭機能付きや密閉性が高い設計を採用したタイプが多く、不快な臭いが外に漏れるのを防げます。さらに、ボックス内部で臭いを処理してくれるタイプなら、清掃スタッフのストレスにも配慮できるでしょう。
3.使用の手軽さ
業務用サニタリーボックスは、利用者の使いやすさに配慮して作られています。開閉がワンタッチ式やセンサー式となっていることがほとんどで、力や複雑な操作を必要としません。自動開閉機能や両手がふさがっている時にも使える設計など、高齢者や身体が不自由な方でもスムーズに使用できる工夫もなされています。
4.不要なゴミが散乱しない
業務用サニタリーボックスは、個室や洗面所周りに不要なゴミを生まれにくくする役割もあります。ゴミ捨て場を明確にすることで、「捨てる場所が見当たらなかったから、床に放置してしまった」「ポイ捨てしてしまった」という事態を防げるでしょう。より一層のポイ捨て強化に努めるなら、投入口が広めの設計や、十分な容量を備えたタイプがおすすめです。
5.ジェンダーレスの方への配慮
業務用サニタリーボックスの設置は、先述のとおり、トランスジェンダーの方をはじめ、多様な利用者への配慮につながります。男女別のトイレはもちろん、多目的トイレにも設置すると、より安心して利用してもらえるでしょう。配慮目的で選ぶなら、誰でも抵抗なく使いやすいユニバーサルデザインを選んでみてください。
業務用サニタリーボックスの選び方
多種多様な業務用サニタリーボックスの中から、施設にぴったりのものを選ぶのは難しいかもしれません。ここでは、失敗しない選び方のポイントを3つご紹介します。
1.トイレのサイズに合ったサニタリーボックスを選ぶ
業務用サニタリーボックスは、まずトイレ空間のサイズに合わせて選ぶことが大切です。スペースが限られているトイレでは、大きすぎると邪魔になったり、トイレ自体を利用しにくくなったりする可能性があります。逆に、広いトイレでは、サニタリーボックスが小さすぎるとすぐに満杯になり、清潔に保てなくなってしまうかもしれません。例えば、省スペースな個室にはコンパクトタイプ、利用頻度が高い駅や商業施設のトイレには大容量タイプなどがおすすめです。
2.蓋付きのサニタリーボックスがおすすめ
衛生面や臭いが気になるなら、蓋付きのタイプを選びましょう。蓋があることで廃棄物が目に触れにくく、また臭い漏れや菌の拡散リスクも軽減できます。衛生面や臭いはもちろん、見た目の快適性を高めるのにも有効です。蓋付きといっても自動開閉のセンサータイプや、二重フタ式など、複数あるため、使い勝手や目的に合わせて購入することをおすすめします。
3.お手入れのしやすさもポイント
サニタリーボックスは日々のメンテナンスが必要だからこそ、お手入れのしやすさで選ぶのも一つの手です。お手入れのしやすさを重視することで、衛生的で快適なトイレ空間を保ちやすくなります。内側に抗菌加工が施されているタイプや、袋交換や本体清掃がワンタッチ式、汚れが付きにくい素材、分解洗浄が可能なものなら、より手軽にお手入れできるでしょう。
おすすめの業務用サニタリーボックス
テラモトでは、トイレの限られたスペースを有効活用しつつ、快適なサニタリー環境を整えるための業務用サニタリーボックスを豊富に取り揃えています。ここでは、特におすすめの製品を2つご紹介します。
空間を効率的に利用できる「テラモト/サニタリースリムボックス」
「テラモト/サニタリースリムボックス」は、個室トイレにも設置しやすいスリムなデザインと、十分な容量を兼ね備えたサニタリーボックスです。業務用サニタリーボックスには、一目でごみ箱だとわかる見た目と、ある程度の容量が求められます。しかし、既存の製品は大きすぎるものが多く、個室トイレへの設置が難しい場合があります。
誰でもごみ箱だと認識できるデザインでありながら、横幅を小さめに設計しています。どんな個室トイレにも設置しやすく、最低限必要な容量も確保しているため、清掃の頻度が少なくても安心です。スペースを有効活用しながら、快適なサニタリー環境を実現したい施設への設置に、ぜひご検討ください。
限られたスペースをより有効活用できる「テラモト/サニタリーポケットボックス」
「テラモト/サニタリーポケットボックス」は、限られたスペースを最大限に活用できる、コンパクトなサニタリーボックスです。「テラモト/サニタリースリムボックス」より小さなサイズ感で、横23×奥行き12×高さ40㎝の設計。一方で、容量は約5Lを確保しており、必要最低限の基準を満たしています。
さらに、上部の穴からごみを入れる設計になっているため、内部のごみが外から見えにくく、利用者が不快に感じにくいのもポイントです。狭い個室トイレのスペースでも、衛生面と快適性を両立させたい施設にぴったりの商品でしょう。
施設に合った業務用サニタリーボックスを設置しよう
業務用サニタリーボックスは、施設のトイレをより快適で衛生的に保つためのアイテムです。適切に設置することで多様な利用者のニーズに応えるとともに、施設のブランドイメージ向上にもつながります。この記事でご紹介した選び方のポイントや、テラモトのおすすめ商品を参考に、ぜひご自身の施設に最適なサニタリーボックスを見つけてみてください。
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