TERAMOTO くらしとterakoyaコラム

介護度、寿命に悪影響も…介護入居者の事故率の6割以上を占める「転倒」の原因とリスク
2019.10.17 業界コラム

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少子高齢化が急速に進んでいる現代の日本では、介護施設は以前にも増して重要な役割を担っています。
その一方で、施設での介護中に事故が起きるケースは決して少なくはありません。
ここでは、事故の中でも特に割合が高い「転倒」の原因とそのリスクについて確認していきましょう。

介護施設の入居者の事故率トップは転倒・転落・滑落

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介護施設では、誤飲や誤嚥、熱中症、食中毒などさまざまな入居者の事故があります。
その中でも多いのが転倒、転落、滑落です。2018年に公益財団法人介護労働安定センターが発表した「介護サービスの利用に係る事故の防止に関する調査研究事業」によると、転倒や転落、滑落の事故は全体の60%以上を占めています。
これらの事故は施設での日常生活の中で起こることがほとんどです。
だからこそ、職員は常に細心の注意を払わなければいけないといえるでしょう。

事故率が高いのは付き添い介護中

転倒などの事故がもっとも多く発生しているのは、付き添い介護中です。
介護スタッフが付き添っていても、入居者の状態によっては高い転倒リスクがあり、これを低減するためには介助スキルの向上が不可欠だといえるでしょう。

また、車いす使用中や車いす移乗時の事故も少なくありません。
移乗時に危険が伴うのはもちろんのこと、車いすを押している最中でも段差を乗り越えるときなどに利用者が前方に転倒する恐れは十分にあります。
その他に多いのは、見守り中に入居者が転倒してしまうケースです。
他の作業をしていてもすぐに手が出せるように、施設全体で環境を整えていく必要があるといえるでしょう。

事故が原因で死亡に至るケースも

若い人にとっては転倒は大したことではありませんが、高齢者にとっては大きな問題です。
転倒や転落、滑落事故の結果として多いのは骨折で、全体の50%以上を占めています。また、打撲や捻挫などにつながることも多くあります。
そして、怪我によって安静状態が長引くと身体機能が大幅に低下してしまう恐れがあります。

さらに入居者本人が恐怖心から歩きたがらなくなることもあります。このような理由によって、転倒などの事故をきっかけに要介護や寝たきりになってしまうケースも考えられます。
転倒・転落・滑落による死亡は3%という調査結果も出ており、決して可能性は低くはないといえるでしょう。

入居者が転倒・転落・滑落してしまうリスク

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入居者が転倒、転落、滑落などの事故を起こすことには、施設側にとってもリスクがあります。入居者のことを考えても施設のことを考えても、事故の可能性をできるだけ抑えることは非常に重要だといえるのではないでしょうか。

訴訟を起こされる恐れがある

入居者が転倒などの事故によって怪我をすると、家族から訴訟を起こされる可能性があります。たとえ家族が施設側に要求した介助方法だったとしても、事故が起きればそれは施設側の責任。安全配慮義務違反として責任を問われる可能性があります。

施設全体としての信頼を失う

大きな事故が起こると、それは施設全体としての信頼を失うことになりかねません。すでに介護施設に入居している高齢者やその家族を不安にさせてしまうことになります。また、悪い評判が広がることによって入居者数の減少につながる恐れもあるといえるでしょう。

介護施設では入居者の転倒対策が不可欠

転倒リスクの高い入居者を多く抱えている介護施設では、転倒対策は不可欠です。施設側としてできることは多くありますが、その1つがクッションマットの設置です。

例えばテラモトが製造・販売する「安心クッションマット」をベッドやトイレ周りに設置することで、24時間、転倒による衝撃を緩和できるため事故防止と怪我の軽減に対応することが可能です。
さらに医療・介護従事者の足腰の負担の軽減にもつながるので、ぜひ設置を検討してみてはいかがでしょうか。