TERAMOTO くらしとterakoyaコラム

DXに備える。ビルメンテ・宿泊業のレガシー脱却に有効な最新テック
2020.11.11 業界コラム

ビジネス コンセプチュアル 

人手不足が懸念されるビルメンテ業界において、昨今DX(デジタルトランスフォーメーション)が注目されています。そこで今回は、DX(デジタルトランスフォーメーション)の概要や宿泊業のレガシー
脱却のための方法について解説していきます。

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは

そもそも、DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉に聞き馴染みがない方も多いでしょう。そこでまずはDX(デジタルトランスフォーメーション)の概要について解説していきます。

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、ITを導入することで人々の生活をより良いものにさせていくという概念です。テクノロジーの進化によって、業務効率化をはじめ、これまで人が行ってきた業務をITの力で解決できることも増えてきました。ビルメンテ・宿泊業においても、掃除やメンテナンスといった業務を機械の力で行うシーンは年々増加しています。

国としても、「デジタルトランスフォーメーションに向けた研究会」を設置するなどDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に力を入れてきました。しかし、平成30年9月に実施された「DXレポート」によると、DX(デジタルトランスフォーメーション)が実現できない可能性や、大きな経済損失が起こりうる「2025 年の崖」問題に直面するとの見方を示しています。経済損失の額は、なんと年間最大12兆円とも言われるほど、日本経済が低迷に直結する非常に深刻な課題です。

というのも、各企業はDX(デジタルトランスフォーメーション)を行うためさまざまな設備投資を行っているものの、データの横断的使用ができない、部署ごとでしか機能していないという課題を抱えており、複雑化・ブラックボックス化しているからなのです。

レガシーとは

コンピューターグラフィック

日本が直面している「2025 年の崖」を打開するために必要とされていることが、レガシーからの脱却です。レガシーとは、「負の遺産」や「過去の遺産」とも訳されます。ここで指すレガシーは、古くなってしまったコンピューターシステムなどが挙げられます。日本企業では、まだまだレガシーシステムを使用したままであるケースが非常に多く、レガシーシステムを使用し続けることは、業務的、金銭的なコストが莫大にかかります。

企業にとって、DX(デジタルトランスフォーメーション)を実現するためには、不要なシステムの統合や、経営戦略を踏まえたシステム刷新の実現が欠かせません。ビルメンテ・宿泊業などももちろん同様です。今ある無駄を見直し、新しいシステムを導入し無駄をなくすことから始めましょう。では早速、ビルメンテ・宿泊業のお掃除分野において、なくすべきレガシーはどんなものがあるのか見ていきましょう。

ビルメンテナンス・宿泊業のレガシー

ビルメンテナンスと宿泊業のレガシーをそれぞれ紹介していきます。自社に該当するかどうか、確認していきましょう。

ビルメンテのレガシー:保守・点検

ほとんどの企業は、ビルメンテの保守や点検を人の手で行っています。目視によるチェックは、人件費がかかるだけではなく不正確な部分も出てくるでしょう。例えば、ビル内の窓をチェックした際、「異常なし」と報告しているだけではどのように異常がないのか第三者にはわかりません。また、破損があった際、何かの衝撃で破損したのか、劣化によるものなのかといった経過も不明瞭です。

ビルメンテのレガシー:掃除

建物の大きさにもよりますが、掃除にかかる作業時間は非常に膨大です。いくらマニュアルが整備されていたとしても、人によって完成度が異なったり人的ミスが発生したりといったリスクも考えられます。今後人手不足が懸念されるビルメンテ業界において、掃除業務が足かせになる可能性は非常に高いといえるでしょう。

ビルメンテのレガシー:巡回・点検

ビルの巡回や点検も人ではなくシステムに変えるべき点です。清掃同様、人的コストがかかる点、そして人的なミスが発生する可能性も高いでしょう。巡回や点検のためだけに人材配置を行うことは人件費面でコストが非常にかかっています。

ホテル・宿泊業のレガシー:電話予約

多くのホテルや民泊では、電話による予約受付に対応しています。その間、スタッフは常に窓口にいる必要があり、人的コストが非常に多くかかります。また、ダブルブッキングや日程ミスなどの人的ミスが発生するだけではなく、電話の場合エビデンスが取りづらいため「言った言っていない」といった顧客クレームに発展する可能性も高いです。

ホテル・宿泊業のレガシー:人の手による清掃

ホテルの客室清掃は、限られた時間内で行わなければいけないため、予約状況によっては従来より多めの清掃員に依頼しなければいけません。また、マニュアルではカバーしきれない個人差や目視での確認漏れなどで顧客クレームに発展する可能性もあります。人的コストを考えると、人ではなくシステムを導入すべき場面であると考えられます。

ホテル・宿泊業のレガシー:ごみ収集

ホテルや宿泊業において、ごみ収集は非常に時間がかかります。なぜならごみ箱が非常に多く設置されているため、それぞれのごみ箱の入り具合をひとつずつ確認しなければいけないからです。定期的なチェックはかなり時間がかかり無駄なコストがかかります。

ビルメンテンナンス・宿泊業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)

男性のポートレイト

レガシーを改革するためのDXについて、ビルメンテナンス・宿泊業界に適する具体例を紹介します。

ビルメンテのDX:写真撮影サービス

ビルメンテ業界において、建物の保守・点検は欠かせません。最近では、建物内の写真撮影サービスなどのシステムが登場しています。写真撮影サービスを利用することで、建物の状態の変化を細かく可視化できます。例えば、劣化や故障があった際、「いつ」「どのように」起こったのかしっかり記録できます。

ビルメンテのDX:掃除用アバターロボット

人の代わりに掃除を行う、掃除用アバターロボットが登場しています。遠隔で人が操作できるため、その場に人がいなくても清掃が可能となるのです。ロボットにはAIが搭載されており、日々動きを学習。ビル内清掃はもちろん、トイレ掃除、在庫の補充など、これまで人がいなければできなかった業務も可能となります。

ビルメンテのDX:ビル内の巡回・点検ロボット

ビル内の巡回や点検を行うロボットを活用することで、人の手がかかりません。カメラやAIが搭載されていることで、人的ミスを無くし抜け漏れのない巡回と点検を可能とします。従来の設定とは異なる異変があった際にはすぐにシステムが作動し、適切な処理を行えます。

宿泊業のDX:予約管理システムの導入

民宿や、一部のホテル、旅館などで導入されているのが予約管理システムです。従来、予約管理は電話で行われてきましたが、ウェブで予約することで人的コストを抑えられます。また、オンライン施錠システムなどを導入することで一部の民宿やホテルなどでは受付なども無人化させることに成功しています。

宿泊業のDX:清掃ロボットの導入

最近では一般家庭にも浸透しているお掃除ロボット。掃除機を人の手でかけなくても、自動で室内のゴミを集めてくれます。ボタンで稼働させるものもありますが、最近ではシステムが進化し遠隔操作できるものも登場しています。お掃除ロボットは、掃除機のようにゴミを収集するものだけではなく、モップのように水と洗剤で床を綺麗に磨いてくれるものもあります。お掃除ロボットを導入することによって、掃除にかける労力を削減できるのです。

宿泊業のDX:ゴミ箱の管理システム

各客室に設置されているゴミ箱の残量を調べられる管理システムを導入することで、適切なタイミングに無駄なくゴミ袋の交換やゴミの収集が可能となります。ゴミが溢れる前に収集することで、余計なお掃除の手間も省けるでしょう。また、適切なタイミングでのゴミ箱交換は顧客満足度の向上にも繋がります。

テラモトはIoTでレガシー脱却を支援

ビルメンテ・宿泊業において、どの部分をIT化すべきなのか明確になったのではないでしょうか。最後に、レガシー脱却に有効なテラモトのビルメンテ・宿泊業向けのIoTツールを紹介していきます。

検温・マスクチェックシステム

テラモトでは検温とマスクチェックのできるシステムが提供されています。ビルやホテルの受付に設置することで、わざわざスタッフが検温をする必要性がなくなります。また、「マスクをつけてください」という言いにくいこともシステムが代わりに行ってくれ、顧客とのトラブル防止に繋がります。なお、自動のアルコール噴霧も付いているため、一台でウイルス対策が完了します。

ごみ箱可視化システム

ごみ箱可視化システムを導入することで、わざわざごみ箱を見に行かずともごみ箱の残量が確認できます。そのため、必要な時だけ必要なごみ箱を交換するだけでよくなります。無駄なごみ巡回はもちろん、ごみを溢れさせる必要も無くなるのです。

DXでレガシー脱却・無駄なコストを削減しよう

ビルメンテ・宿泊業のレガシーや脱却のためのツールについて紹介してきました。今後、人手不足やウイルス対策における非対面接触がさらに求められます。今行っている無駄を見直し、ITの導入を検討してみてはいかがでしょうか。