TERAMOTO くらしとterakoyaコラム

飲食店の臭い対策!グリストラップの正しい掃除方法とは
2021.07.28 商品紹介コラム

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グリストラップ清掃は店舗環境の良し悪しに直結します。店舗に対するお客様のイメージを保つには、こまめな清掃が欠かせません。しかしながら、時間も労力もかかる作業なので、従業員の負担になっているのではないでしょうか。

そこでこの記事ではグリストラップの適切な掃除方法や掃除を短時間で簡単に完了させる「グリスパックン」という商品について解説します。環境省の情報などをもとにしているので、ぜひご確認ください。

グリストラップ(グリーストラップ)とは

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グリストラップ(グリーストラップ)とは、飲食店などの業務用厨房に設置されている装置で、排水に含まれる残飯・油脂・野菜くずなどをせき止め、これらが下水道に直接流れ込むのを防ぎます。構造としては以下の3つの槽に分かれており、排水から不純物を段階的に除去する仕組みになっています。

1.第一槽
排水中の残飯や野菜くずをバスケットで受け止め、取り除きます。細かいゴミは槽の底に沈殿します。

2.第二槽
水と油脂を分離させる槽です。油脂は水面に浮上し、残ったゴミは汚泥として沈殿します。

3.第三槽
沈殿物や油脂が少なくなった排水を、トラップ管を通して下水道に流します。

以上のようなフィルター機能があり、業務用厨房には欠かせない装置ですが、放置しておくと様々な問題が発生するので、適切に清掃しなくてはなりません。

グリストラップ清掃の面倒なポイントとリスク

飲食店内

グリストラップ清掃の面倒なポイントは、綺麗にするまで時間がかかることです。バスケットに溜まったゴミの回収は比較的短時間で行えるかもしれませんが、第一槽・第二槽の沈殿物や表面の油脂の回収作業には手間がかかることでしょう。また、営業時間外に行う作業だけに、従業員には余計に負担をかけてしまいます。

だからと言って、清掃の頻度を下げてしまうと、飲食店にとって致命的なリスクが発生します。

グリストラップのリスク

グリストラップ清掃を怠ると、バスケットに生ごみ(野菜くずなど)が溜まり、水槽には沈殿物が大量に蓄積します。飲食店や施設で生じがちなお悩みは以下の通りです。

1.悪臭(雑菌の繁殖)
ゴミや沈殿物が腐敗し、悪臭を放つようになります。店内に臭いが広がるのも問題ですが、近隣住民の苦情に繋がるケースもあります。例えば、環境省でまとめられた「飲食業の方のための『臭気対策マニュアル』」では、うどん屋から出る排水の臭いが問題になった事例が紹介されています。また、寿司屋の厨房排水が排出される農業用水路で、水が腐敗し、悪臭を放つという事例もあります。

ちなみに、飲食店のにおいの発生源の21%が排水によるもので、食料品店にいたっては35%に達します(同マニュアル内のアンケート結果より)。

2.害虫やネズミの発生
生ごみや油脂を養分として、ハエやゴキブリなどの害虫やネズミが発生します。衛生的に問題があるのはもちろん、お客様からは「不潔な店」だというイメージを持たれるので、経営に悪影響を及ぼします。

3.排水管の詰まり
グリストラップ内に沈殿物や油脂が溜まりすぎると、排水管の中にスラッジ(油の塊)がたまり、悪臭を放つほか、逆流を起こす可能性があります。また、汚れた排水が下水道に排出されるので、下流水域の汚染にも繋がるでしょう。特に近年は、各自治体で水質汚濁防止法や下水道法などの遵守を強化しているので、上記のトラブルを防ぐためにもグリストラップ清掃を実施しなければなりません。

4.高額の清掃費用
日々の清掃が実施できておらず、排水管の詰まりやグリストラップの汚れがひどい場合、清掃業者に依頼することもあるでしょう。綺麗な状態になるのは良いですが、ときに10万円を超える費用が必要になることがあります。一度汚れが溜まり切った状態になると、元に戻るまで営業できないだけでなく、余計なコストがかかります。

※出典:環境省「飲食業の方のための『臭気対策マニュアル』〜地域で愛されるための悪臭対策の事例集〜

グリストラップの清掃を時短化する「グリスパックン」とは

テラモトではグリストラップの清掃を効率化・時短化する「グリスパックン」という商品を販売しています。グリスパックンはトドマツを原材料とする油吸着材で、油脂や沈殿物を吸着することができます。

グリスパックン

前述の通り、グリストラップの清掃で難しいのが、油脂・沈殿物の回収なので、この作業を強力にサポートしてくれます。なお、グリスパックンは単独で使用するものではなく、他の製品とセットで使うことでその効果を発揮します。

■グリスパックンとセットで使う製品群
グリスクライム
グリスクライム
グリスクライムは二価鉄、高炭素セラミックなどから成る水質浄化剤です。沈殿物を分解し、浮上させる作用を有します。

グリス棒くん
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油脂などの浮遊物をすくいあげるための棒状商品です。先端に回収ネットや市販の水切りネットを取り付けて使用します。伸縮ポール(ハイポール用ポールⅡ)にセットしてお使いいただくと、グリストラップの底が深い場合も安心です。
※回収ネットは別売りです。グリス棒くん用回収ネットはこちら

グリストラップ水切りネット
グリストラップのバスケットに取り付ける伸縮性のある水切りネットです。生ごみの回収が容易になるので、次回以降の清掃の手間が少なくなります。

グリスパックンを使った清掃方法

グリスパックンでグリストラップを清掃する方法を解説します。まずは、以下の商品および掃除道具を用意してください。

・手袋
・バケツとポリ袋(回収する油脂を入れるため)
・柄杓
・グリス棒くん
・回収ネット
・ヘラ
・グリストラップ水切りネット
・グリスパックン
・グリスクライム

あとは下記手順に沿って清掃してください。清掃方法を映像でも確認したい方はテラモトのYoutubeチャンネルでガイダンス動画を公開しているので、必要に応じてご確認ください。
グリスクライム、グリスパックンの使い方動画はこちら

1.手袋をつけます。
2.バケツにポリ袋を被せてください。破れないよう、二重に被せるのがポイントです。
3.グリス棒くんに回収ネットを取り付けておいてください。
4.グリストラップの蓋を開け、ヘラでバスケット周囲に付着した油脂を除去します。
5.バスケット本体に溜まった油脂は、水を切ってバケツに捨てます。
6.バスケットにグリストラップ水切りネットを取り付けます。
7.槽を分けている仕切りを取り外し、槽の表面に浮上している油脂は柄杓ですくって、バケツに捨てます。
8.グリスパックンを槽の中に投入します。フィルムは溶けるので丸ごと入れて問題ありません。投入後はグリス棒でグリスパックンを沈めるようにすると、グリスパックンの中身が槽全体に拡がります。
9.グリスパックンの作用で、柄杓で取り切れなかった油脂や灰汁が出てくるので、グリス棒くんで回収し、水を切ってからバケツに捨てましょう。
10.5分間待ち、槽内の水が綺麗になったのを確認して、仕切りを戻します。
11.水質改善用のグリスクライムを槽内に沈め、グリストラップの蓋を閉めます。
12.油脂などが入ったポリ袋はきちんと縛り、所定の場所に保管したら完了です。

グリスクライムの効果で約1か月間は沈殿物が浮上するので、毎日または週1回ほどグリス棒くんで回収するようにしてください。以上が悪臭や排水管詰まり対策となり、店舗の衛生状態が保たれます。

グリスパックンでグリストラップの掃除が簡単に!

今回はグリストラップの正しい掃除方法とグリスパックンの概要についてご紹介しました。グリストラップを放置しておくと、本記事で述べたように様々な問題が生じるので、こまめな清掃が必要です。業者に清掃作業を委託する選択肢もありますが、コスト削減を実現しつつ衛生管理をするために、グリスパックンで効率的に清掃するのがおすすめです。
いずれにしても、常にグリストラップが清潔な状態をキープして、店舗環境を改善していきましょう。