TERAMOTO くらしとterakoyaコラム

清掃サービスのエコマークの意味と認定基準。取得メリットや条件とは
2022.06.01 業界コラム

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近年多くの分野で環境への影響について議論されるようになっています。皆さんもスーパーやデパートでエコマークが付いた製品を見たことがあるのではないでしょうか。
環境に配慮された製品であることを証明するエコマークの認知も広がっており、清掃サービスにも適応されるようになっています。
ここではまずエコマークに関する概要を紹介した後、エコマークとも関連が高い清掃サービスVersion1.0についても解説していきます。最後にはテラモトおすすめの清掃道具も紹介していきますので、興味のある方はぜひご覧ください。

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エコマークとは

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エコマークと言えば文房具をはじめとする各種消耗品で見たことがあるという方も多いでしょう。一方で、エコマークの意味について知っている方は少ないのではないでしょうか。
ここではまずエコマークの意味や特徴、制度、取得するメリットについて紹介していきます。

エコマークの意味と特徴

エコマークとは公益財団法人日本環境協会エコマーク事務局が認定を与えている環境ラベルです。製品やサービスにおいて、「生産」から「廃棄」に渡るライフサイクル全体で環境への負荷が少なく、環境保全に貢献すると認められた場合に与えられます。
このライフサイクル全体を考慮するというのは、エコマークの大きな特徴です、
環境への負荷を減らすという際、ゴミの分別やリサイクルなど「廃棄時」にのみ着目してしまいがちです。しかし、環境への負荷は廃棄時だけで発生しているわけではありません。

例えば、製品に必要な原料を採取する際、必要以上に自然へ手を加えてしまうと、今後の地球環境へ負荷を与えてしまうでしょう。こうしたことは商品の製造時や販売時、消費時も同様です。
製品の環境負荷を考慮するにあたって、ライフサイクル全体を考慮するのは非常に重要といえるでしょう。当然ながら、ライフサイクル全体を観察し、環境への負荷を考慮するのは非常に困難です。
そうした中でもエコマークでは、製品一つ一つのライフサイクルを把握し、認定に値するのかどうかを検討しています。

また現在では、様々な商品分野にエコマークの認定を行っています。先ほど挙げた文房具などの消耗品だけでなく、建材製品や土木製品といった専門的な道具にもエコマークの認定は行われています。
そして、エコマークの認定は商品や道具といった現物だけでなく、企業が提供するサービスにも広がっています。
このように、ライフサイクル全体で環境への影響を考慮し、様々な商品、サービスにも対応しているのがエコマークの特徴といえるでしょう。

エコマークの制度

エコマークは公益財団法人日本環境協会が運営している環境ラベルです。同団体は非営利団体として1994年に設立され、製品やサービスを対象としたエコマークを含む環境ラベルの向上、普及、発展を目的としています。
また、エコマーク自体は国際標準化機構の規格に則って運営されています。そのため、エコマーク制度は「自主的で多様な基準に基づいた、第三者の機関によってラベルの使用が認められる制度」とされており、日本でも唯一のタイプⅠ環境ラベルとなっています。

このように、エコマークは世界レベルの規格に則って運営されており、日本でも第三者として信頼できる一つだけの制度となっています。
※出典:公益財団法人日本環境協会エコマーク事務局「エコマークとは?」

エコマークを取得するメリット

ここまででエコマークについて理解いただけたと思います。しかし、皆さんの中には、わざわざエコマークを取得する意味はあるのか疑問を抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。続いてはエコマークを取得するメリットを紹介していきます。
まず製品を販売する企業側のメリットとして、自社の製品が環境に配慮された製品であると、根拠を持ってアピールできるという点が挙げられます、
近年、地球温暖化や気候変動を受けて、世界的に環境保全に向けた取り組みが盛り上がりを見せています。そこで、企業にも環境に配慮したサービスを提供することが求められているのです。
しかし、どれだけ環境に配慮した製品やサービスを提供しようにも、それが自己申告だけでは信憑性も低くなります。そこで、エコマークに認定されていれば、自社の製品が環境に配慮された製品であると根拠を持って主張できるようになります。
つまり、企業にとっては自社の製品やサービスが環境に配慮されたものであるとアピールするには、エコマークから認定をもらえるよう努力するだけでよいのです。

また、エコマークは消費者側にもメリットが存在します。企業に環境への配慮が求められるようになったのと同時に、SDGsのように個人である消費者にも環境に配慮した行動が望まれるようになってきました。
そして、中には積極的に環境に配慮した取り組みを実践する消費者も増えてきています。こうした消費者は製品やサービスを選ぶ際にも、生産背景において環境に配慮されているか否かを重視する傾向にあります。

しかし、消費者にしてみれば指標がなければどの製品やサービスを選べば良いのか分かりません。そこで信頼性のあるエコマークラベルがあれば、製品やサービスを選ぶ指標となるのです。
このように、エコマークラベルは環境に配慮したい企業にとっては自社の姿勢の根拠として、消費者は製品やサービスを選ぶ際の指標として活躍しています。
※出典:公益財団法人日本環境協会エコマーク事務局「エコマークの特徴と取得メリット」

エコマークと清掃サービスVersion1.0

現物の製品でなくとも、環境に配慮されていると認められれば、企業が提供するサービスもエコマークの認定を受けることができます。
こうしたエコマークの認定をもらえるサービスとしては、商業施設やシェアリングサービス、電力プランなどが挙げられます。そして、基準を満たしていれば清掃サービスもエコマークの認定を受けられます。
ここでは清掃サービスのエコマーク認定である「清掃サービスVersion1.0」について紹介していきます。

清掃サービスVersion1.0とは

清掃サービスVersion1.0とは、清掃サービスを対象としたエコマークの認定基準です。とはいえ、清掃業務と環境負荷について、どのように関係しているのか疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
例えば、清掃業者の業務では床に塗られたワックスを取り除くワックス剥離液を使用する場合があります。ワックス剥離液は古いワックスをしっかり取り除き、綺麗になった床の上から新しいワックスを塗布できるようになります。しかし、ワックス剥離液は古いワックスを落としきるほど刺激が強いため、そのまま下水道に流してしまうと下水管の腐食やつまりなどを引き起こす恐れがあるのです。
このように、清掃業者が使用する洗剤や薬剤には刺激が強いものも多く、廃棄方法を誤ると環境への悪影響を及ぼします。そこで、製品にエコマークラベルが張られているように、清掃サービスにも環境に配慮しているか否かが一目で分かる指標があれば、依頼する施主・ビルオーナーにも分かりやすいでしょう。

また、清掃業務におけるエコマーク認定を広めることで、清掃業界全体で環境配慮の取り組みを浸透させるメリットもあります。
清掃業務と環境配慮について直接結びつける人は少ないかもしれません。しかし、エコマークが与えられている製品同様、業界全体で環境配慮の波を強めることが出来るでしょう。

清掃サービスの認定基準

清掃業務は刺激に強い化学物質が含まれた廃液を処理する必要があり、環境とのかかわりが大きい分野です。そのため、企業が提供するサービスでありながらエコマーク認定が実施されています。
製品がエコマークの認定をもらうためにライフサイクル全体での環境配慮が検討されるように、清掃サービスのエコマーク認定でも一定の審査が必要となります。清掃サービスの認定基準には以下のようなものがあります。

・モップ、プラスチック製ゴミ袋、トイレットペーパー
エコマーク認定商品またはグリーン購入法の判断の基準を満たす製品であること。
ただし、フラット型のモップに使用されるマイクロファイバー製品は本項を適用しない。

・ワックス、洗浄剤
1.床維持剤(ワックス)、洗浄剤について、過度な使用がないこと。
2.使用する床維持剤(ワックス)、洗浄剤などは、厚生労働省で定められた揮発性有機化合物を処方構成成分として使用していないこと。
※一部抜粋

こうした、厳しいエコマーク認定基準をクリアしたサービスのみが、エコマークラベルを取得できるようになります。

※出典:公益財団法人日本環境協会エコマーク事務局「清掃サービス Version1.0 認定基準書 」

エコマークを取得している商品の紹介

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清掃業務でエコマーク認定をもらうには、エコマーク認定が施された清掃道具や、グリーン購入法の判断基準を満足する製品を用いる必要があります。
最後にテラモトエコマークを取得している清掃道具と、おすすめの清掃道具の2つを紹介していきます。

エコ100%ゴミ袋

こちらの商品は再生プラスチックを100%利用したごみ袋です。普通のゴミ袋には石油原料のプラスチックが原料として使用されています。
プラスチックを生産する際には、二酸化炭素が排出されています。そして、二酸化炭素は温室効果ガスとも呼ばれており、地球温暖化の原因とされています。そのため、新たにプラスチックを生産せずに、ゴミ袋を生産できるこちらの製品は環境に優しい製品といえるでしょう。

また、プラスチックは焼却処分される際にも、二酸化炭素を排出します。こちらの製品ではテラモトの事業によって排出されたプラスチックごみを原料に生産されているため、本来廃棄されていたプラごみを原料として再利用しています。
つまり「再生プラスチック100%ゴミ袋」を利用することで、本来廃棄されるはずだったプラスチックの量を減少させることにつながるのです。
こちらの商品を利用するだけで、新たに生産されるプラスチック量と廃棄されるプラスチックの両方を減らせます。エコマーク認定をもらった商品であるため、清掃業者の方にもおすすめの商品となっています。

エコ100%ゴミ袋

※商品ページ:エコ再生100%ゴミ袋

FXモップ替糸

フローリングを清掃する際にモップは非常に重宝します。水分を含んでいるモノであれば、ほこりを除去するだけでなく水拭きも行ってくれるでしょう。
掃除機もほこりを除去してくれる清掃道具として優秀ですが、床についた汚れも拭き取ってくれるのはモップにしかない利点です。

一方、モップといえば紙製の使い捨てモップもあります。そちらは一度きりの使い捨てであるのに対して、こちらの製品では洗浄することで雑巾のように何度も使いまわせます。
こちらの商品を利用するようにすれば、清掃の際に発生するゴミの量を減らせるため、非常にエコな製品といえるでしょう。
FXモップ替糸
※商品ページ:FXモップ替糸 260g (J) ホワイト

清掃サービスに関わるマークに注目しよう

世界的に環境意識が高まりつつある昨今、企業や個人に関わらず、地球環境に配慮した取り組みが求められています。そうした世の中では、環境に配慮した製品・サービスであるかどうかを一目で判断できるエコマークが非常に重要となってきます。

また、エコマークの認定範囲は多岐にわたり、清掃サービスも対象となっています。現在清掃サービスの利用を検討している方は、エコマークの有無を選考の基準にしてみてはいかがでしょうか。

テラモトではエコマークを取得している清掃道具も販売しているため、清掃業務を行っている事業者の方もぜひ導入をご検討ください。