TERAMOTO くらしとterakoyaコラム

スプリングクリーニング(春の大掃除)はメリット大!台所や浴室の清掃と衣替えのポイント
2024.03.02 お掃除コラム 業界コラム

magnolia-trees-556718_640

春は新生活のはじまりであり、新しい環境への挑戦や新たな人との出会いもあるでしょう。
1年間の中でも大きな区切りでもある春を前に、大掃除をしてみてはいかがでしょうか。

春の大掃除には独自のメリットがたくさんあり、スプリングクリーニングとして昨今注目されています。
ここでは、スプリングクリーニングの概要やメリット、各掃除場所でのポイントを紹介していきます。

スプリングクリーニングの概要とメリット

plum-4953472_640

大掃除と言えば、一般的には12月の年末に行う印象があるでしょう。
実際に冬の大掃除を実施した人ならば、なぜあらためて春に大掃除をする必要があるのかと疑問に思うかもしれません。
ここでは、春の大掃除として知られるスプリングクリーニングの概要と、そのメリットを紹介していきます。

スプリングクリーニングとは

スプリングクリーニングとは、その名の通り春に実施する大掃除を指します。
スプリングクリーニングは欧米の文化であり、冬の間に使用した暖房やストーブのススや灰などの汚れを、春の大掃除によって取り除く習慣があるのです。

そして、近年ではスプリングクリーニングの有用性が注目され、日本でも春に大掃除をする家庭が増えてきました。
具体的に実施する掃除の内容としては、年末に行う一般的な大掃除と大差はありません。

外回りや水回りは、冬に比べて春の方が掃除をしやすいため、これらの場所を重点的に清掃するのがおすすめです。

また、年末の大掃除では、現役で使用されているエアコンやヒーターまで手を付けられません。
そこで、欧米の文化に則り、冬に活躍した暖房器具を清掃するのも良いでしょう。

関連記事:春のお掃除は、花粉とホコリ対策に気を付けて

スプリングクリーニングを実践する3つのメリット

春の大掃除にあるメリットとしては、以下の3点が挙げられます。

・掃除しやすい気候
・年末の大掃除の手間を減らせる
・気持ちをリフレッシュできる

冬の大掃除と比較しながら、それぞれのメリットを見ていきましょう。

メリット1:掃除しやすい気候

3~4月にかけて気温も高くなり、過ごしやすい日も増えてくるでしょう。
こういった春の季節は掃除をするのに適しています。

冬の大掃除が実施される12月の年末はとにかく気温が低いため、水を使った掃除は負担が大きく、汚れも落ちにくいのです。
ホコリや汚れを取り除くにも水掃除は必要なため、早く終わらせたいと思いながら冬の大掃除をした経験があるかもしれません。

また、大掃除では普段の掃除では手を付けないような場所も掃除をするため、ホコリや汚れを吸い込みすぎないように換気が必要です。
春ならば快適に過ごせる日も多く、しっかりと換気を行いながら大掃除ができます。

このように、スプリングクリーニングならば暖かい日に大掃除を実施できるため、年末の大掃除よりも快適な状態で掃除が可能です。

メリット2:年末の大掃除の手間を減らせる

春の段階で一度大掃除を実施することで、年末に行う冬の大掃除の手間を減らせます。
暖房器具や排水溝回り、風呂の天井、窓ガラスなど、年に数回掃除をすればよい場所は特に有効です。

確かに、年末には家族全員でまとまった休みがとれるため、そこで大掃除を実施すればよいと思うかもしれません。
しかし、年末は大掃除だけに時間と労力を集中できるほど、余裕があるとは限らないでしょう。

実家へ帰省するための準備や年末セールの買い物、お年玉の準備など、イベントだけでもたくさん挙げられます。
そうした中で、家中すべての場所を大掃除でキレイにするのは大きな負担となります。

そのため、春の段階であらためて大掃除を実施することで、年末の大掃除の手間や負担を抑えることが重要なのです。

メリット3:気持ちをリフレッシュできる

春ははじまりの季節でもあり、新しい環境での挑戦や新しい人との出会いがあります。
こうした季節に大掃除を実施することで、気持ちのリフレッシュにつながり、心地よく春を迎えられるでしょう。

スプリングクリーニングでは、冬の大掃除で妥協しがちな台所や冷蔵庫の中などの水回りを徹底的に清掃します。
また、冬の間手を付けられなかった排水溝や暖房器具などの場所に溜まったゴミやホコリ、汚れも掃除できます。
スプリングクリーニングと一緒に春の衣替えを実施するのであれば、クローゼットの清掃や服の断捨離も可能です。

このように、汚れが溜まっている場所や目につく場所を掃除することで、本来やるべきことややりたいことを後回しにしている後ろめたい気持ちが無くなり、新鮮な気持ちで新生活を迎えられるのです。

浴室や台所など水回りの掃除のポイント

水回りの頑固な汚れは、スプリングクリーニングで取り除きましょう。
暖かい春は水を使った掃除がしやすく、汚れも落としやすいため、水回りの掃除にピッタリの季節です。
ここでは浴室と台所の大掃除のポイントを紹介していきます。

浴室の大掃除のポイント

浴室の大掃除では、普段は掃除しないような換気扇や天井、ドアを重点的に掃除していきましょう。

換気扇の清掃では、まず換気扇カバーを外して、カバーとファン、フィルターのホコリを掃除機で取り除きます。
その後、各パーツを中性洗剤を混ぜた水拭きで掃除すれば完了です。
もし汚れが目立つ場合はお湯と中性洗剤が入ったバケツに、10分程度付け置きするのもおすすめになります。

天井やドアに関しては、目立った汚れがなければ、硬く絞った雑巾で水拭きをするだけでも良いでしょう。
ただし、天井の斑点やゴムパッキンの黒ずみ汚れは、黒カビの可能性があるため、消毒用のエタノールや黒カビ用の洗剤を使用します。

清掃する場所や汚れの種類ごとに、使用すべき洗剤が異なるため、事前に確認した上で大掃除をはじめましょう。

関連記事:お風呂掃除って、大変! 2つの汚れの種類と場所を知って、効果的なお掃除のポイントを抑えよう

台所の大掃除のポイント

台所の大掃除では換気扇やガスコンロ回り、冷蔵庫の中を掃除しましょう。

換気扇には油とホコリが混ざった頑固な汚れが蓄積されています。
まず各部品ごとに解体した後、油汚れ用の洗剤を用いて付け置き洗いをします。
最後に部品ごとに中性洗剤で掃除をすれば完了です。

ガスコンロ回りの天板やスイッチ、グリルなども油汚れや焦げ付きが頑固な汚れとなっています。
換気扇同様に、部品ごとに解体して付け置き洗いをした後、細かいパーツや場所は中性洗剤で掃除しましょう。

冷蔵庫の中は、こぼれた汁物や放置された食材など、カビや雑菌が繁殖しやすい環境です。
そこで、冷蔵庫の中身を全て取り出した後、エタノールを用いて拭き掃除を行います。
湿気が残らないように、しっかりと乾拭きを行えば完了です。

関連記事:台所を清潔に!排水管やシンクなど、掃除のやり方の5つのポイント

衣替えと一緒にクローゼットも掃除しよう

スプリングクリーニングは衣替えや暖房を使わなくなる時期とも重複しています。
そのため、スプリングクリーニングで家の中を大掃除するのであれば、衣替えや洋服の断捨離、クローゼットの中の掃除、エアコンの掃除も同時に行いましょう。

衣替えや冬の暖房器具のお手入れのポイント

衣替えを行う際は、クローゼットやタンスの中にある春服や夏服も全て取り出しましょう。

これにより、家の中にある洋服が全て手の届く範囲にあるため、不要な洋服を選別して処分していきます。
去年一年を通して一度も気なかった服や襟や袖が伸びてしまい着用しない服などを重点的にチェックしていくのがおすすめです。

たとえまだ着れる状態だったとしても、着用機会が少ないならば思い切って処分するようにしましょう。
セーターや肌着などは、細かく切りわけることで掃除道具にするのも良いでしょう。

最後に、春夏の洋服と秋冬の洋服を入れ替え、冬に活躍したコートやダウンをクリーニングに預ければ衣替えと断捨離は完了です。

エアコン掃除のポイント

スプリングクリーニングでエアコンを掃除すれば、カビや雑菌の繁殖を防ぎ、夏前のメンテナンスも楽になります。

春が近づき気温が暖かくなるにつれて、エアコンの暖房機能を使う機会も無くなります。
そして、次にエアコンを使用するのは6~7月ごろです。

冬の間活躍したエアコンの中はホコリが溜まっているため、春に一度フィルターを掃除しなければ、夏ごろにはカビや悪臭が発生する恐れがあります。
そのため、スプリングクリーニングでは表面だけでなく、内部のフィルターも掃除し、メンテナンスされた状態を保つようにしましょう。

フィルター掃除では掃除機を用いてホコリを取り除き、裏面から水洗いをすれば完了です。
細かいホコリが残っている場合は、歯ブラシで優しくこすり落とすと良いでしょう。

クローゼットの掃除のポイント

衣替えをする際に、洋服を全て取り出したのであれば、一緒にクローゼットの中を掃除してしまいましょう。

まずは、掃除機やウェットシートを用いて、床に積もったホコリを取り除きます。
ホコリがこびりついてしまっている場合は、消毒用のアルコールを用いると良いでしょう。

また、扉の上や棚の上、ラック部分など、細かい場所のホコリも取り除きます。

最後に、サーキュレーターを用いて風を送り、湿気を逃がしてあげれば完了です。

クローゼットは風通しが悪く、湿気が溜まってしまいやすい環境になります。
湿気はカビの原因にもなるため、30分~1時間程度の換気が重要です。

サーキュレーターがなければ扇風機でも代用できるため、しっかりと湿気を取り除きましょう。

関連記事:衣替えのタイミングは日々の気温予測でチェック!~タンス・クローゼットをすっきりキレイにして季節の変わり目を迎えたい

スプリングクリーニングを実施して、気持ちよく春を迎えよう

春は冬に比べても気温が高くなるため、大掃除をするのにぴったりの季節です。
冬には掃除するのが難しい、水回りや暖房器具、クローゼットの中などを掃除して、新鮮な気持ちで春を迎えましょう。

また、今回の大掃除をきっかけに、掃除の負担を抑えたいと感じたのであれば、掃除をしやすい部屋にしてみてはいかがでしょうか。

tidyが販売している「Platform[プラットフォーム]」は、キャスター付きの荷台であり、この上に扇風機や買いだめしている水などを置くことで、掃除の際にも簡単に動かせるようになります。

※商品ページ:Platform[プラットフォーム]

掃除の際には隙間や部屋の隅といった細かい場所の掃除も重要であるため、重たいものを運ぶ手間を省くだけでも、掃除の負担はかなり抑えられるでしょう。




本サイトではより良いサービス提供のために、Cookie情報を通してお客様の利用状況データを収集しています。同意される方は「同意する」ボタンを押してください。 同意しない方はリンク先よりオプトアウト設定をお願い致します。 収集した個人情報の取扱いについてはプライバシーポリシーよりご確認下さい。

  • Twitter